2025.08.20押し花アートとは？メリットや作り方、飾り方のポイントを紹介

記事の監修

シンフラワー株式会社

シンフラワーはウェディングブーケやプロポーズの花束の保存加工専門店です。
花嫁様が結婚式で使った生花の花やプロポーズの花束を、特殊なドライフラワーの加工や押し花加工で半永久的に保存します。保存方法は押し花や立体的なガラスや3D(立体)額など、40以上の種類から理想の形で制作が可能で、種類の豊富さが特徴です。
最近はプロポーズの108本のバラの花束を残す特注額での制作依頼も増えております。

押し花は、生花を保存する方法として昔から親しまれてきました。しかし、押し花を作ったものの、活用の仕方がわからないという方も多いのではないでしょうか。そのような場合にもおすすめなのが「押し花アート」です。

今回は、押し花アートとは何か、特徴やメリットを詳しく解説します。さらに、押し花アートの作り方や飾り方のコツも紹介します。ぜひ参考にしてください。

押し花アートってどんなもの？

押し花アートは、その名のとおり押し花をアート作品のように仕上げたアイテムです。インテリアに取り入れることで、気軽に花のある暮らしを楽しめます。具体的には、以下のような特徴と目的があります。

押し花を額縁に入れることで保存性を高めるだけでなく、アート作品として飾って楽しむことができます。特徴と目的について、詳しく見ていきましょう。

押し花を額縁に入れた絵画のような作品

額縁は、絵画や写真、賞状などを入れて飾ることが多いアイテムです。壁に引っかける・立て掛けるなどの飾り方ができ、大小さまざまなサイズがあります。押し花を美しく並べて額縁に閉じ込めて飾ることで、絵画のような作品をインテリアとして楽しむことができます。

押し花の並べ方を変えれば、同じ花を使っていても違った作品に仕上がります。押し花そのものの美しさを楽しめるだけでなく、レイアウトを工夫する楽しさも得られるのが押し花アートならではの特徴です。

花を美しく保存するためのもの

押し花アートは、本来は枯れてしまう花を長期保存するために役立ちます。押し花そのものも乾燥しているため長持ちしますが、額縁に入れることでより保存性が高まります。大切な花を手元に残したい場合は、新鮮なうちに押し花を作り、押し花アートとして飾るのがおすすめです。

額縁が押し花を保護する役割をするため、剥き出しの状態で置いておくよりも美しい状態で保存できます。劣化や破損のリスクが下がることで、より美しくより長い期間の保存が叶います。

押し花アートの魅力とは？

押し花アートの特徴と目的を生かして花を保存することで、以下のようなメリットが得られます。

それぞれのメリットについて、詳しく説明していきます。

大切な花を美しいまま保存できる

押し花アートは、思い入れのある大切な花の保存に適したアイテムです。一般的な生花（切り花）はそのままでは保存できず、最後には傷んだり枯れたりしてしまいます。しかし、新鮮なうちに乾燥させ押し花にすることで、1～3年程度の保存が叶います。押し花アートの加工方法によっては、数十年単位での保存も可能です。

大切な方からプレゼントされた花や、プロポーズ、ウェディングなどのメモリアルな花は、長期保存を希望される方も多いでしょう。押し花アートにすることで、記念に残したい特別な花を美しく長く手元に残せるのは大きな魅力です。

平面状のためコンパクトに保管できる

生花を乾燥させたものには、押し花のほかにもドライフラワーがあります。ドライフラワーは立体的に乾燥させるため、元の生花の形状やボリュームから劇的な変化はありません。

一方、押し花は圧力をかけながら乾燥させるため、平面状に仕上がります。元の生花とは異なり薄い紙のような形状になる点がドライフラワーとの大きな違いです。当然ボリュームも変わり、元は大きな花束だったものも薄型になります。

押し花アートは額縁の厚みに収まるボリュームのため、コンパクトな保存が可能です。大切な花を手元に残したいものの、大きすぎると飾るスペースがなかったり、収納場所を圧迫したりと、保管に困る場合もあるでしょう。押し花アートを選べば、壁に掛けて飾れて保管する場合も隙間に収納できるため、スペースの確保に悩む必要がありません。

お手入れが簡単

押し花やドライフラワーなど、乾燥させた花は長持ちする反面、同じ場所に飾りっぱなしになりがちです。その結果、ほこりをかぶって見た目が悪くなってしまうことも少なくありません。そのため、定期的にほこりを取り除く必要があります。しかし、花に直接付着したほこりや汚れを掃除するのは大変な作業です。うっかり花を傷付けてしまう可能性もあります。

そこで、押し花アートのように額縁などのケースに入れて保存すれば、お手入れの難易度を下げることができます。花に直接汚れが付着することがないため、額縁の表面を布で拭く程度できれいになります。

押し花アートの作り方

押し花アートは、数年程度飾れるもので十分という場合は、自宅でも気軽に作ることができます。押し花を作り、額縁を用意したらぜひ挑戦してみてはいかがでしょう。

押し花アートをご自宅で作ってみたい方のために、押し花作りのコツ、レイアウトのポイント、額縁の選び方について簡単に紹介します。

押し花の作り方のコツ

押し花は、花の表面の水分を拭き取り、ティッシュペーパーや新聞紙で挟み、厚みのある本などで重しをして作る方法が基本です。市販の押し花用乾燥シートを用いて作ると、色味を美しく残すことができます。

詳しい押し花の作り方は、以下のページで紹介しています。併せてご覧ください。

花びらが薄く平たい形状の花は、そのまま広げた状態で重しをすれば押し花になります。しかし、バラのように花びらの重なり合った立体的な花は、そのままでは潰れたような形になり美しく仕上がりません。バラなどは、花びらを分解して1枚ずつ並べた状態で押し花にするのがコツです。

押し花のレイアウトのポイント

素敵な押し花アートを作るには、レイアウトがカギとなります。押し花をどのように使うか考えて、工夫しながら並べていくといいでしょう。決まりはありませんが、美しい押し花アートを作るために以下のレイアウトを参考にしてみてください。

また、押し花を絵の具のように用いて風景画を描くなど、さらにこだわったレイアウトも可能です。しかし、押し花そのものが美しく仕上がれば、シンプルな並べ方でも美しい押し花アートになるでしょう。

額縁の選び方も重要

押し花アートを入れる額縁には、多様なタイプのものがあります。サイズも大小さまざまで、デザインも高級感のあるものからナチュラルなものまで豊富です。押し花の色味に合わせたり、部屋のテイストと統一感のあるものを選んだりと、選び方にもこだわりましょう。

額縁は100円ショップなどでも販売されています。高級感や保存性の高さを求めない場合は、安価な額縁でも問題ありません。フォトフレームで小さな押し花アートを作るのも素敵です。しかし、インテリアアイテムとして長く楽しめるものにしたい場合は、高品質な素材で作られたものを使用するといいでしょう。

押し花アートの飾り方と保管方法

押し花アートを楽しむには、飾り方や適切な保管方法を知っておくことが望ましいです。とくに、大切な花を保存するために押し花アートを作った場合は、できるだけ美しい状態を維持しながら長く楽しみたいですよね。飾り方や保管方法も、押し花アートを長持ちさせるためには重要なポイントです。

大切なお花でできた押し花アートの楽しみ方と長く手元に残すための保管方法を詳しく見ていきましょう。

壁に掛ける・棚に乗せて立て掛ける

前述のとおり、押し花アートは額縁に入っているため、そのまま壁に掛けたり棚や台などにのせて立て掛けたりして飾れます。押し花アートの美しさを引き立てるため、周りには物をあまり置かずスッキリさせておくといいでしょう。また、思い出の花で作った押し花アートは、関連する雑貨や写真などを一緒に飾っても素敵です。

たとえば、ウェディングブーケを押し花アートにしたものと結婚式の写真を一緒に飾れば、見るたびに当時の幸せな思い出が蘇る素敵なコーナーができます。思い入れのある花でできた押し花アートは、玄関やリビングなど、普段からよく目に入る場所に飾るのがおすすめです。

湿度や光に注意して飾る

押し花やドライフラワーは乾燥させることで保存性を高めている花です。そのため、湿気を吸収すると傷んで劣化してしまいます。また、強すぎる光にさらされ続けると、色あせや乾燥しすぎによる破損を招くおそれがあります。

押し花アートは額縁に入った状態のため、剥き出しの状態で飾るよりは湿度や光の影響は受けにくくなります。しかし、長持ちさせるには、ケースに入っていても湿度や強い光はなるべく避けて保管することが大切です。

大切な花は専門店で押し花アートにするのがおすすめ

自宅で押し花アートを作ることもできますが、一般的な方法では保存期間は数年程度です。とくに、淡い色の花は経年劣化が目立ちやすく、次第に茶色っぽくくすんだような見た目に変化してしまいます。大切な花をできるだけそのままのイメージで長期保存したい場合は、専門店でプロの技術により押し花アートにする方法をおすすめします。

保存加工専門店では、色や形が美しいまま維持されるよう、特殊な方法で高品質な押し花を作ります。保存期間も一般家庭で作ったものよりはるかに長い場合が多いです。

加工方法はお店によって異なるため、丁寧な加工を重視しているか確認しましょう。多くの専門店ではオンラインでの注文が基本ですが、事前予約により見学や相談ができる場合もあります。HP上の画像や記載情報のみでは不安な場合は、事前にサンプル品を見て相談するといいかもしれません。

大切な花はシンフラワーで押し花アートにしよう

大切なパートナーからプロポーズでもらった花束や、結婚式で用いたウェディングブーケなどは、とくに思い入れの強いお花ではないでしょうか。創業20年以上の保存加工専門店「シンフラワー」では、そのような特別な花束・ブーケを、高品質な押し花アートに仕上げます。もちろん、お誕生日や記念日、母の日などでもらった花束も保存できます。押し花アートのほかに、ドライフラワーでの保存も可能です。

シンフラワーでは、加工・制作におけるすべての工程を職人の手作業で進めています。ここからは、シンフラワーの押し花アートやほかの商品について紹介します。

シンフラワーの押し花アートの特徴とは？

シンフラワーでは、さまざまな種類の花、多様なサイズの花束を保存加工しています。その中でもとくに、バラの保存加工実績がとくに豊富です。プロポーズの花束は108本の赤いバラが王道ですが、シンフラワーではまるごと保存できます。108本のバラすべてを押し花アートにして、数十年単位で手元に残せます。

バラの花は前述のとおり、そのままではきれいな押し花にはなりません。花びらを1枚ずつに分けて押す方法を推奨しましたが、シンフラワーでも同様に職人の手作業で花びら1枚1枚を丁寧に押し花にします。さらに、色味の美しさがキープされシワのない状態が維持されるよう、専門技術を用いて加工していきます。

シンフラワーの押し花アートは、レイアウトを好みでお選びいただけます。とくに人気なのは、花束の形のデザインです。プロポーズの花束やウェディングブーケをそのままのイメージで保存できるため、眺めるたびに当時の思い出を20～30年先も楽しめます。ほかには、以下のようなデザインが選べます。

シンフラワーの押し花アートについては、以下のページでさらに詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。

※「シンフラワーの押し花アート」について

シンフラワーの保存加工で選べるアイテム

押し花アートは、高品質な額縁に入れて仕上げるため、お手元に届いたらそのまま飾ってお楽しみいただけます。押し花アートのほかにはドライフラワーへの加工も可能とお伝えしました。シンフラワーの保存加工で選べるアイテムは、大きく分けて以下の4種類です。

前述の108本のプロポーズのバラは、ボトルブーケや3D額での保存も可能です。また、花束をまるごとひとつのアイテムにするほかにも、複数のアイテムに分けて保存したり、一部のみをコンパクトに保存したりする方法もあります。いずれも数十年単位で保存できるため、先を見据えて飾りやすく管理しやすい方法を選びましょう。

※「シンフラワーの保存加工商品」について

シンフラワーは、岡山県に本社の工房を、東京都の虎ノ門にサロンを営業しています。事前予約のうえ、お花のお持ち込みのほか、サンプル品の見学やご相談も可能です。押し花アートやほかのアイテムを実際に見てみたい、スタッフに直接相談やイメージの共有をしたいという方は、お気軽にお問い合わせください。

※「シンフラワー東京虎ノ門サロン」について

まとめ

押し花アートは、押し花をレイアウトして額縁に入れた絵画のように楽しめるアイテムです。押し花の並べ方や額縁のデザイン、サイズなどを選べるため、さまざまな印象の作品を作れます。美しいだけでなく、大切な花を保護しながらコンパクトに保存でき、お手入れも簡単にできるなど、機能性に優れた面もあります。

数年程度の保存なら自宅で制作することもできます。しかし、メモリアルな花束を美しいイメージのまま長期保存するには、一般家庭の方法では限界があります。

できるだけ美しく長く手元に残したい大切なお花は、専門店に預けてプロの技術で押し花アートに仕上げる方法がおすすめです。高品質な押し花アートの制作をご希望の方は、シンフラワーにぜひご相談ください。