1本のバラの意味とは?本数や色の選び方と大切な花を長く楽しむ方法

記事の監修
シンフラワー株式会社
シンフラワーはウェディングブーケやプロポーズの花束の保存加工専門店です。
花嫁様が結婚式で使った生花の花やプロポーズの花束を、特殊なドライフラワーの加工や押し花加工で半永久的に保存します。保存方法は押し花や立体的なガラスや3D(立体)額など、40以上の種類から理想の形で制作が可能で、種類の豊富さが特徴です。
最近はプロポーズの108本のバラの花束を残す特注額での制作依頼も増えております。

バラは本数によって意味が変わります。フラワーギフトにも欠かせない花ですが、1本のバラをプレゼントすることには、どのような意味が込められるのでしょうか。「プロポーズにバラの花を1本贈りたいけれど、どんな意味があるの?」「1本ってちょっと寂しいかな?」そんな悩みをお持ちの方もいるかもしれません。
そこで今回は、1本のバラの意味について詳しく説明します。プロポーズなどの大切なシーンで贈っても差し支えないのか、どのような贈り方をすればいいのか、気になる疑問点を解決しましょう。また、思い出の1本のバラを長く楽しむ方法についても解説していきます。
- バラの花を1本贈りたいと考えている方
- 1本のバラの花に込められている意味を知りたい方
- 大切な方からもらったバラなど、特別な花を長く楽しむ方法を知りたい方
バラの花言葉とは?
バラには、「愛」や「美」という花言葉があります。これは、バラ全般の花言葉のため、すべてのバラに共通してつけられたものです。冒頭でもお伝えしましたが、バラは本数によって意味が変わります。さらに、色によって異なる花言葉もあります。そのため、本数や色の選び方によってバラの花言葉や意味は変わりますが、全般の花言葉である「愛」や「美」はどんな本数や色でも変わりません。
とくに、バラは愛を象徴する花とされているため、本数や色が変わっても愛にまつわる花言葉・意味となります。どんな愛情を伝えたいか考えながら、本数や色の選び方を工夫するといいでしょう。
1本のバラの意味とは

1本のバラは、シンプルながらも存在感を放ちます。そして、その凛とした印象にふさわしい奥深い意味を持っています。1本のバラをプレゼントする際は、ぜひ花言葉にご自身の想いを重ねて贈りましょう。早速、1本のバラの花言葉を紹介します。
1本のバラの花言葉
1本のバラには、以下のような意味が込められています。
- 「あなたしかいない」
- 「唯一無二の愛」
- 「一目惚れ」
1本のバラの花言葉を見ると、情熱的な愛情を感じられるのではないでしょうか。大切なパートナーや意中の相手に対して、ストレートに想いを表現したいときに最適です。愛の告白やプロポーズの際に伝えたい思いを象徴する花言葉といえるでしょう。
バラは古くから愛や美の象徴として親しまれており、その中でも1本のバラには深い愛情と決意が込められています。たった1本ですが、相手へ真剣な思いを直接伝える際の贈り物としてはぴったりです。
そもそもバラを象徴する花言葉は、その美しさ、香り、そして長い歴史や文化の中で培われてきた意味から、ほかの花とは異なる特別な存在として認識されてきました。
1本のバラの花言葉に込められているのは、「出会った瞬間から心を奪われ、ほかの誰でもなくあなたを選んだ」という強いメッセージです。愛の告白やプロポーズで1本のバラを贈ることで、その純粋な愛情や生涯をともにしたいという決意を伝えられるでしょう。
バラの花言葉や意味の由来は?

そもそも、花言葉の意味はどうやってつけられたのでしょうか。花言葉とは、花に独自の意味を持たせた短い言葉のことです。さまざまな要素から生まれたもので、バラ以外の花もそれぞれ独自の花言葉を持っています。見た目と花言葉がマッチしているものは花言葉も比較的知られています。しかし、花言葉があっても知られていないものや、その言葉の由来や理由に乏しい花もあります。
バラは、紀元前2000年にはすでに栽培されていたといわれています。前述のとおり、「愛」や「美」がバラ全般の花言葉ですが、本数や色によって細かく花言葉が決められている花はほかにありません。花言葉の多さはバラならではの特徴です。長い歴史の中でどれだけ人々に愛されてきたのか、花言葉の多さからも想像できますね。そして、花全体のなかでも、バラは群を抜いて「恋愛」に関する花言葉が込められている花です。
では、具体的にバラの花言葉が生まれた背景について詳しく解説していきましょう。バラの花言葉は、以下の3つの由来で生まれたと考えられています。
- ギリシャ神話の誕生説
- 歴史や文化
- 見た目の印象
3つの由来について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
ギリシャ神話の誕生説から
ギリシャ神話では、バラは愛と美の女神アフロディーテと深く結びついています。伝説によれば、アフロディーテが誕生したとき、彼女の美しさを祝福するためにバラが生まれたとされています。
また、彼女の恋人アドニスの死を嘆いた涙から、赤いバラが咲いたとも伝えられているようです。これらの伝説は、バラが愛や情熱、そして悲しみを象徴する花として位置づけられる由来となりました。
このことから、バラは愛や美を象徴する花として、人々に愛されるようになっていきました。愛の象徴であるバラに込められた花言葉は、このギリシャ神話から生まれたと考えられ、現在にまでこの伝説が言い伝えられてきています。
また、アフロディーテが生まれたときに誕生したといわれるバラは、ヨーロッパでは、キリスト教の聖母マリアの象徴として崇められています。そのため、聖母マリアを思わせる「慈愛」「慎み深い」という花言葉もバラには込められるようになりました。
歴史や文化から
バラは、古くから世界中で愛されてきた花です。各国の歴史や文化の中で、バラはさまざまな意味を持つ花として扱われてきました。
たとえば、前述のとおり、ヨーロッパではバラはキリスト教の聖母マリアの象徴とされています。また、東洋では、バラは美しさと高貴さの象徴として、貴族や皇室を中心に愛されてきた歴史があります。これらの歴史や文化を背景に、バラには「愛情」「美しさ」「高貴さ」といったさまざまな意味が込められるようになったと考えられています。
また、中世ヨーロッパでは、バラは、騎士が恋人に愛を伝えるための象徴的な花でした。ビクトリア朝時代には、直接的な感情表現が避けられていたため、花言葉が愛のコミュニケーションの手段として利用されていたのです。
バラの色や本数によって異なる意味があるのは、人々が花贈りを通じて繊細な感情を伝え合うために必要だったからです。バラは恋人に花だけでなくメッセージを届けるための大切な手段だったのですね。色や本数によっても細かく花言葉が決められているのには、こうした背景があったのだと考えると、より特別な花に感じられるのではないでしょうか。
見た目の印象から
バラの花は、華やかで上品な見た目と、芳醇な香りから、古くから多くの人々に愛されてきました。バラの花の色や形、香りなどから、人々はさまざまな感情を抱き、短い言葉でバラを表現するようになったようです。そして、やがてそれらの言葉がバラの花言葉となったと考えられています。
たとえば、赤いバラは情熱や愛を、白いバラは純粋な愛を、ピンクのバラは感謝や愛情をそれぞれ象徴するとされています。誕生説や歴史的な背景、文化からイメージされたという説も有力です。その一方で、バラの花言葉には、見た目のイメージから誕生したものもあるといわれています。
バラの美しい花びらや香り、そして茎にあるトゲは、人々に強い印象を与えます。
その華やかさから愛や美を、トゲからは愛の困難さや情熱を連想させる花言葉があるのがバラです。
近年、ほかの花と同じように、バラも品種改良が盛んに行われています。自然のバラは本来持ち合わせいなかった色素である青色のバラが誕生したり、花びらの形状に変化のある種類が開発されたりと、バラの種類もどんどん増えてきています。
そのような新種のバラにも、シンボルとなる花言葉がつけられています。品種改良によって生まれたバラは、見た目の印象から単純につけられた花言葉が多く、根拠に乏しいです。とはいえ、青いバラにつけられた「夢かなう」「神の祝福」などは、研究者の努力をたたえた素敵な花言葉といえるでしょう。このような花言葉の由来を知ることで、より深みのある花贈りができるのではないでしょうか。
1本に近い本数のバラに込められた意味は?

1本以外にも、愛情を伝えるのにふさわしい本数はたくさんあります。バラにはそれぞれの本数に特別な花言葉があるため、工夫して選ぶことで贈る相手への思いをより深く伝えることができます。1本に近い、2~11本について、本数別の花言葉を以下に一覧でまとめました。
- 2本 : 「この世界はふたりだけ」
- 3本 : 「愛しています」「告白」
- 4本 : 「一生愛します」「死ぬまで気持ちは変わりません」
- 5本 : 「あなたと出逢えて心から嬉しいです」
- 6本 : 「互いに敬い愛し合いましょう」「あなたに夢中」
- 7本 : 「隠れた愛」「ひそやかな愛」
- 8本 : 「あなたの思いやりに感謝します」
- 9本 : 「いつも一緒にいてください」
- 10本 : 「あなたは完璧な人です」「可愛い人」
- 11本 : 「最愛」「最も愛おしい人」「あなたは私の宝物」
ここからは、2~11本の花言葉について、それぞれ解説していきます。
2本のバラ
2本のバラの花言葉は「この世界はふたりだけ」です。ほかの誰でもなく、「あなたとともに生きていきたい」という強い願いが込められています。2人の絆をより深めたいときに最適な本数です。
2本のバラは、大切なパートナーに愛情を伝える本数で、結婚を意識したプロポーズにもふさわしい花言葉といえます。2人でともに歩む未来を約束するような、ロマンチックなプロポーズにぴったりの贈り物になるでしょう。
3本のバラ
3本のバラは「愛しています」や「告白」という意味を持ちます。シンプルでありながらも、直接的な愛の告白を表現する情熱的な本数です。意中の相手に想いを伝える際はもちろん、プロポーズや記念日に愛情を再確認したいときにも適しています。
3本のバラはミニブーケなどにアレンジしても可愛らしくて素敵です。プロポーズで贈る場合は、婚約指輪などのプロポーズギフトと一緒に贈るといいでしょう。大切なパートナーに花言葉を伝えながら贈れば、あなたの思いがより一層伝わるでしょう。
4本のバラ
4本のバラの花言葉は、「一生愛します」「死ぬまで気持ちは変わりません」です。あまり知られていませんが、4本のバラは実はプロポーズに最適な本数といえます。逆に、まだ交際の浅い段階で贈るのは、相手にプレッシャーを与えてしまう可能性もあるため注意が必要です。
また、結婚後にパートナーにプレゼントするのもいいかもしれません。本数が少ないため、特別な日ではなくても思い立ったときに贈ってはいかがでしょう。実は情熱的な意味が込められていることを相手が知れば、より絆が深まるのではないでしょうか。
5本のバラ
5本のバラには、「あなたと出逢えて心から嬉しいです」という花言葉がつけられています。これは、恋人や配偶者に限らず、さまざまな方に贈れる花言葉です。バラを友人や同僚、家族、お世話になった方などに贈りたい場合は、5本を選択肢に入れることをおすすめします。
愛がベースではあるものの、5本はほかの本数と比べて恋愛的な要素に限定されない本数です。出逢えたことへの感謝や喜びを表現し、相手とよりよい関係を築けるギフトとなるでしょう。
6本のバラ
6本のバラは、「互いに敬い愛し合いましょう」「あなたに夢中」といった花言葉を持ちます。主に恋人や配偶者へのギフトとして、相手への強い思いを表現するのに最適な本数です。相手に対する強い情熱を表現したいときに選ぶといいでしょう。
6本のバラは、深い愛情を伝えたいときに向いているため、プロポーズや告白で贈るギフトの候補にもできます。相手への強い愛情を伝える意味が込められていますが、特定のシーンに限定される本数ではありません。プロポーズや告白で贈りたい場合は、その意味を伝えるとともにご自身の言葉をストレートに届けるようにしましょう。
7本のバラ
7本のバラはほかの本数とはやや異なり、「隠れた愛」「ひそやかな愛」という花言葉を持っています。7はラッキーセブンともいわれて好まれやすい数字ですが、バラの本数では秘めた恋愛を表現する本数です。
そのため、7という数字に特別な思い入れがない場合は、ほかの本数を選んだほうがいいかもしれません。とくに、プロポーズや記念日、誕生日などメモリアルなシーンでは、意味深なギフトを贈ることは避けたほうが無難です。
8本のバラ
8本のバラには「あなたの思いやりに感謝します」という花言葉があります。5本のバラと同様に、贈る相手を選ばない意味のため、さまざまなシーンで活用できます。恋人や配偶者に限らず、どんな相手にも贈りやすいバラの本数として、5本と8本を覚えておくと便利です。
たとえば、お世話になった方にお礼として何かプレゼントしたい場合にもおすすめです。感謝の気持ちを込めて、そのまま飾れる8本のバラのアレンジメントを選んではいかがでしょう。
9本のバラ
9本のバラの花言葉は、「いつも一緒にいてください」のため、恋人や配偶者へのギフト向きです。未来を想像させる意味も込められているため、愛の告白やプロポーズで贈る花としてもふさわしいでしょう。
9本にもなると、花束やアレンジメントのボリュームも出て華やかになります。大切なパートナーの記念日や誕生日のギフトとしても、喜ばれるでしょう。
10本のバラ
10本のバラには、「あなたは完璧な人です」や「可愛い人」というユニークな花言葉があります。ほかの本数は自身の想いを代弁するような花言葉ですが、10本は相手を表現する意味となっている点が興味深いですね。
「完璧」も「可愛い」もポジティブな意味です。10本のバラを贈ることで、相手をリスペクトする気持ちや愛する気持ちを表現することができます。恋人や配偶者に限らず、ご友人やお子さんへのギフトにもおすすめです。
11本のバラ
11本のバラは「最愛」「最も愛おしい人」「あなたは私の宝物」といった花言葉を持っています。相手への深い愛情を表現するのに最適な花言葉です。大切なパートナーに贈るなら、プロポーズや記念日にプレゼントするといいでしょう。また、「私の宝物」というメッセージはお子さんへのギフトにもぴったりですね。
人生で一番大切な存在であることを示す11本のバラは、特別な本数といえます。結婚を意識した深い愛情を伝えるのにもふさわしく、生涯をかけて愛し続けたいという強い思いを伝えることができるでしょう。
1本のバラは色選びも重要!色に込められた花言葉とは?

バラは本数だけでなく色でも異なる花言葉を持つとお伝えしました。とくに、1本のバラの場合は色が1色しか選べないため、色選びが重要です。バラ全般の花言葉は「愛」と「美」、1本のバラの花言葉は「あなたしかいない」「唯一無二の愛」「一目惚れ」と説明しました。さらに、色別の花言葉をプラスすることで、よりメッセージ性を高めることができます。以下に、バラの色別花言葉をまとめました。
- 赤 : 「情熱」「愛情」「美」など
- ピンク : 「感謝」「上品」「しとやか」「感銘」など
- オレンジ : 「絆」「信頼」「健やか」など
- 白 : 「純潔」「深い尊敬」など
- 黄 : 「友情」「思いやり」など
- 紫 : 「気品」「上品」「誇り」「尊敬」など
- 青 : 「神の祝福」「奇跡」「夢叶う」など
恋人や配偶者への情熱的な愛情を表現したいなら、赤いバラがおすすめです。友人には絆や友情を込めてオレンジや黄色を、お世話になった方にはピンクや白、紫で感謝や尊敬の気持ちを表現することができます。また、相手の好きな色をチョイスするのも素敵な贈り方です。
生花(切り花)のバラを長く楽しむ方法

プロポーズで贈られた1本のバラは、大切な思い出の象徴です。せっかく贈られたバラなので、できるだけ長く美しい状態を保ちたいですよね。生花(切り花)のバラは、適切な方法で管理することで、涼しい時期なら1~2週間程度は美しい状態を保ちながら飾れます。以下に、1本のバラを生花で長く楽しむ方法を紹介します。
- 涼しい場所で管理する
- 毎日水を替える
- 花瓶の水は少なめに
- 水に延命剤を入れる
- 花瓶の洗浄とともに茎のぬめりも洗い流す
それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。
涼しい場所で管理する
バラに限らず切り花は高温が苦手なため、長持ちさせるためには涼しい場所で飾ることが鉄則です。花瓶に生けた花だけでなく、花束やアレンジメントを一時的に保管する場合も、必ず涼しい場所で管理しましょう。
切り花も生きているため、エネルギーを消費しています。5~20℃程度に保つことで、新鮮な状態を維持しやすくなります。日当たりのよい場所は高温になりやすいため避けましょう。
毎日水を替える
バラの寿命を長く保つためには、毎日水を替えることが大切です。時間が経つにつれて水中に雑菌が繁殖し、そのままにしているとバラの茎を腐らせてしまいます。切り花の鮮度を維持するためには、毎日花瓶の水を新しく入れ替えるようにしましょう。
また、水を新しくするだけでなく花瓶の内側もその都度洗浄し、清潔な状態を保ってください。なお、水を替える際には茎の先を少しカットして、断面を新しくすると水分の吸収が促されてより長持ちします。
花瓶の水は少なめに
花瓶の水は、バラの茎の切り口が浸かる程度でかまいません。水はたっぷり入れるのではなく、少なめにして管理しましょう。その理由は、水が多いと茎がふやけて雑菌が繁殖しやすくなるからです。水の量は花瓶の底から5~10cmくらいを目安としましょう。花の量や花瓶の大きさに合わせて調整してください。1本のバラなら、5cm程度で十分です。
また、切り花を生ける際は余分な葉を取り除きましょう。とくに、花瓶の水に浸かる部分の葉はすべて取ってください。そうすることで、水が汚れにくくなります。
水に延命剤を入れる
市販の切花用延命剤には、花を長持ちさせる効果があります。栄養剤に除菌作用がプラスされたもので、生花に必要な栄養を補給しながら寿命を長く保つことができます。毎日水を替えるのが難しい場合にも便利です。延命剤を使用すれば、2日に1回程度の水替えで鮮度が維持されます。
なお、延命剤の代わりに砂糖や漂白剤などを用いる方法もありますが、適切な方法で行わないと花を傷めてしまいます。もし試す場合は、フローリストなどの専門業者が伝える方法を実践してください。
花瓶の洗浄とともに茎のぬめりも洗い流す
水替えと花瓶の洗浄の際に、茎にぬめりが付着していないかチェックしましょう。もしぬめりがあったら、水道水で洗い流してください。ぬめりを放置すると、バクテリアや汚れがそのままになり切り花の寿命を縮めてしまいます。水や花瓶に加えて、花そのものも清潔に保つことが、長持ちさせるための重要なポイントです。
ぬめりを洗い流す際に、茎の先端が傷んでいたら短くカットしてしまいましょう。前述のとおり、切り口を新しくきれいな状態にしておくことで、雑菌の繁殖を防ぎバラの寿命を長く保てます。
バラをより長く楽しむには加工するのがおすすめ

生花(切り花)は、どんなにお手入れを丁寧に繰り返しても、時間が経てばやがては枯れてしまいます。しかし、押し花やドライフラワーに加工することで、思い出のバラをより長く楽しむことができます。それぞれの特徴について見ていきましょう。
押し花に加工
押し花は、バラの花を平らに圧縮して乾燥させて作られたものです。押し花にすることで形は変わりますが、バラのイメージや花の色を維持しながらコンパクトに保存できます。
押し花は市販のキットや厚い本を使って自宅でも簡単に作成できます。しかし、保存加工の専門店に依頼すると、色も形も美しくより長期間保存できるアイテムとして手元に残せます。
押し花は、額縁に入れて飾ったり、レターセットやカードに加工したりするのが一般的です。思い出のバラをさまざまな用途で楽しめるでしょう。
ドライフラワーに加工
ドライフラワーは、花をそのまま乾燥させて立体的な形状を保てるよう加工したものです。風通しの良い場所で逆さにつるし、自然乾燥させれば家庭でも簡単に作れます。
しかし、自然乾燥では色味や形が変わってしまいます。生花に近い見た目を維持したい場合は、シリカゲルという乾燥剤に埋め込む方法がおすすめです。専門店に加工を依頼すれば、より美しいイメージのまま長期保存できるものに仕上がります。ドライフラワーにすることで、1本のバラの花の立体感を残すことができます。
完成したドライフラワーは、そのまま飾ったり、リースやスワッグなどのインテリアアイテムにアレンジしたりと、押し花と同様にさまざまな用途で楽しめます。
大切なバラをより美しく長期保存したい場合はシンフラワーへ

思い出の1本のバラを、より美しく、長く保存したい場合は、専門業者に加工を依頼することもおすすめとお伝えしました。しかし、専門店を選べばいいの…?と迷ってしまうかもしれません。大切な花の保存加工は、作業の丁寧さを重視して依頼することをおすすめします。
シンフラワーは、生花を保存加工する創業20年以上の専門店です。プロポーズの花束やウェディングブーケなどの大切なお花を、押し花かドライフラワーに丁寧に加工し、長く楽しめるインテリアアイテムに仕上げます。また、1本のバラからプロポーズで人気の108本のバラまで、幅広い本数に対応しています。
シンフラワーで制作したアイテムは、職人の丁寧な手作業と独自の密封技術により、数十年単位での保存が可能です。
20~30年以上もの長期間にわたり、花の形状や色の美しさを楽しめるため、多くの方にお喜びいただいています。
シンフラワーが提供する「押し花アート」

シンフラワーで手掛けるバラの押し花アートは、花びらを一枚一枚分けて、丁寧に押して作ります。押し花になった花びらを元のバラの花の形に戻してフラワーアート作品に仕上げます。
形は変わっても、元の生花の美しいイメージはそのまま保たれ、花に新しい命を吹き込まれたように感じるのがシンフラワーの押し花アートの魅力です。乾燥しているため、生花のように枯れる心配はありません。また、押し花は元の色合いを保ったまま保存加工が可能です。色味を気にされる方は押し花アートがおすすめです。
また、立体的なドライフラワーの場合は奥行きがあるため、飾るには大きなものほど広いスペースが必要になります。しかし、平面的に飾る押し花アートの場合、絵画のように壁に掛けて飾れるため、保管場所に困りません。インテリア性の高い押し花アートは、大変美しくお部屋を明るくする効果もあります。
シンフラワーが提供するドライフラワー加工
シンフラワーでは、シリカゲルを用いた特殊なドライフラワー加工で、花の形を崩さずに立体的に保存・制作します。花の形を美しいまま残せるのが魅力です。
ドライフラワーの場合、赤いバラはその特性上、加工後に色がやや暗くなりやすいです。しかし、落ち着いた色味によるおしゃれな雰囲気は、魅力的な点でもあります。
風通しの良い場所に花を逆さにつるしてドライフラワーにする自然乾燥は、家庭でも作りやすい方法です。しかし、シンフラワーに依頼すると、色や形のより美しい生花のイメージを保ったドライフラワーに加工できます。ウェディングブーケの保存加工でもシンフラワーのドライフラワーアイテムは人気です。ここからは、ドライフラワーで制作する具体的なアイテムを紹介します。
⚫︎好きな額に思い出の1本のバラを飾れる3D額「フラワーブック」

3D額とは、奥行きのあるフレームの中にドライフラワーを立体的にアレンジしたアイテムです。花の形を丁寧に再現し、特別な瞬間に受け取った花束をそのまま閉じ込めたように仕上げています。
プロポーズの際にもらった思い出の1本のバラを飾りたい方には、写真と一緒に飾れる「フラワーブック」がおすすめです。右側に思い出の写真、左側にはその特別な1本のバラを立体的に配置することができます。コンパクトなサイズで、お気に入りの場所にも置きやすいと人気です。
あの日の記憶をそのまま閉じ込めた、まるで魔法にかけられたようなボックス。「いつまでも心に残したい」という思いに寄り添う、特別なアイテムです。
⚫︎1本のバラを立体的に飾れる「ボトルブーケ」

ボトルブーケは、特殊なドライフラワー加工したお花を上質なガラスのケースの中でアレンジし、立体的に閉じ込め美しく飾ったアイテムです。シンフラワーのおすすめのアイテムの中でも、ボトルの種類や花のアレンジの仕方が多様なため人気を集めています。
20年先も30年先も、半永久保存に近い期間、大切な花束やブーケをそのままのイメージで手元に残せるため、いつでも思い出を振り返ることができます。
⚫︎思い出の1本のバラを美しく飾る「クリスタルフラワー」

クリスタルフラワーは、透明度の高い樹脂に花を閉じ込め、美しい花の彩りをそのままの状態で保存したアイテムです。
1本のバラを記念に残したいなら、ぜひクリスタルフラワーをお選びください。コンパクトでインテリア性に優れたアイテムのうえ、ペーパーウェイトとしての機能もあります。思い出の1本のバラを小さな樹脂に閉じ込めて、好きな場所に飾って楽しむことができます。
まとめ
本数によって細かく決められたバラの花言葉のなかでも、今回は1本のバラにスポットを当てて紹介しました。1本のバラは、シンプルながらも、相手への愛情や思いをストレートに伝えることができる特別な花です。愛の告白やプロポーズでの贈り物にもふさわしいため、相手への愛情と未来への願いを込めてプレゼントしてはいかがでしょう。
また、思い出の1本のバラを長く楽しむ方法についても解説しました。思い入れのある大切なバラ、またほかの種類の花でも、シンフラワーにおまかせいただければ、美しいイメージのまま保存できます。押し花アートやドライフラワーのアイテムにアレンジして、いつまでも大切に保管しましょう。
- とてもシンプルな1本のバラの花には「あなたしかいない」「唯一無二の愛」というようなロマンチックな意味がある
- 花言葉とはギリシャ神話や歴史的背景や文化、見た目の印象からイメージされたもので、バラは恋愛関連の花言葉が多い
- 生花のまま長く楽しむには適切なお手入れが必要。より長く楽しむには、ドライフラワーや押し花などに加工しよう





