結婚式の花の選び方とは?おすすめの種類と挙式後の楽しみ方も紹介

記事の監修
シンフラワー株式会社
シンフラワーはウェディングブーケやプロポーズの花束の保存加工専門店です。
花嫁様が結婚式で使った生花の花やプロポーズの花束を、特殊なドライフラワーの加工や押し花加工で半永久的に保存します。保存方法は押し花や立体的なガラスや3D(立体)額など、40以上の種類から理想の形で制作が可能で、種類の豊富さが特徴です。
最近はプロポーズの108本のバラの花束を残す特注額での制作依頼も増えております。

結婚式では、さまざまなシーンで花が活躍します。どんな花を用いるかによって、その結婚式の印象が大きく変わります。満足できる結婚式にするためにも、花の選び方にはこだわりたいところです。
そこで今回は、結婚式の花の選び方について解説します。どのような場面で花が用いられているか、また、おすすめの花の種類を季節ごとに紹介します。ぜひ参考にしてください。
- 結婚式の予定がある方
- 結婚式での花の用いられ方を知りたい方
- 結婚式の花の選び方で迷っている方
結婚式の花はどんな場面で使われる?

花は結婚式を彩る重要なアイテムです。さまざまな場面で使われていますが、大きく分けると以下の3つの用いられ方をしています。
- 身に着ける・持つ花
- 挙式会場の装花
- 披露宴会場の装花
それぞれ、具体的にどのようなアイテムに花が用いられているか、詳しく見ていきましょう。
身に着ける・持つ花
結婚式では、新郎新婦が正装をして花を身に着ける(持つ)のが一般的です。以下のようなフラワーアイテムを用意します。
- ブーケ : 新婦が手元に持つ花束
- ブートニア : 新郎の胸部分に挿す小さな花飾り
- 髪飾り : 新婦のヘアアレンジで用いる花飾りで、花冠やへアドレスなど多様なタイプがある
ブーケにはさまざまなタイプ(デザイン)があり、ドレスや和装に合わせて選ぶのが一般的です。新婦のウェディングドレス・和装姿を彩る重要なアイテムで、花の選び方で印象が大きく変わります。ブートニアは結婚を承諾されたという意味が込められたもので、ブーケの一部で作られるため、同じ花・デザインとなっています。
なお、髪飾りに関しては花以外の素材で作られたものを用いることも多く、必須アイテムというわけではありません。
挙式会場の装花
結婚式を行う挙式会場にも、美しく花が飾られます。主に、以下のようなアイテムがあります。
- 祭壇 : 結婚の誓いを立てる場所のこと。上部や両隣に花が飾られるのが一般的
- バージンロード : 祭壇に続く道のこと。式場によっては花びらが敷き詰められている
- チェアフラワー : バージンロードの両側に設置されたゲストの席を飾る花のこと。ベンチフラワーとも呼ばれる
会場によって花の用いられ方は変わります。なお、挙式後、ゲストが新郎新婦に花びらをまく「フラワーシャワー」が行われる場合もあります。
披露宴会場の装花
披露宴、ウェディングパーティーの会場も、花を飾って華やかにします。さまざまなアイテムに花が用いられていますが、主なものは以下のとおりです。
- メインテーブル : 新郎新婦のテーブルのこと
- ゲストテーブル : ゲストが着席するテーブルのこと
- 受付 : 会場の入口付近に設置される受付テーブル。台上や横などに花が飾られることが多い
- ウェルカムスペース : 受付周辺のゲストが最初に入ってくる場所。写真や思い出のグッズなどが飾られる
- ケーキ・ケーキナイフ : ウェディングケーキと入刀用のナイフ。持ち手部分に花が飾られる
- マイク : スピーチ用のスタンドマイクの装花
- キャンドルトーチ : ゲストテーブルに置かれたキャンドルに火を灯すトーチ。持ち手部分に花が飾られる
マイクなどの小物には花をつけず、リボンだけにするケースもあります。披露宴会場で飾る花に関しては、テーブル装花がメインとなります。会場の雰囲気を作る重要な役目のため、ウェディングブーケと同様に。
両親やゲストへのプレゼント
一般的な結婚披露宴では、両親に新郎新婦からプレゼントをするシーンがあります。花束などのフラワーギフトは、その際に選ばれるアイテムのひとつです。また、スピーチやムービー作成などで結婚式を支えてくれた友人や職場の方に、フラワーギフトをプレゼントする場合もあります。
会場に飾りそれまで空間を彩っていた花を、サプライズでプレゼントするという演出も可能です。プレゼントに花を用いる場合は、それまでの保管の仕方を含めてプランニングする必要があります。
結婚式の花の選び方

結婚式という幸せで重要なイベントを彩る花には、どのようなものがふさわしいのでしょうか。選び方に決まりはありませんが、迷ったら以下の3点を基準に考えてみるといいでしょう。
- 好きな花や好みのテイストで選ぶ
- 花言葉で選ぶ
- 季節の花から選ぶ
結婚式の花は、その日を思い出すたびに色彩として残ります。基本的には好みであることを重視しながら、縁起がよくゲストにも喜ばれるような美しいものを選びましょう。選び方のポイントをひとつずつ説明していきます。
好きな花や好みのテイストで選ぶ
まずは、ご自身の好きな花を選びましょう。とくに思い入れの強い花や、ふたりにとって思い出やゆかりのある花を選べば、自分たちらしい結婚式になります。そのような花がない場合でも、見た目が好みである、見ていて心が安らぐなど、好印象を抱く花を選ぶことが大切です。
花の種類だけでなく、色の選び方も重要です。花の色には、式場や会場の雰囲気を作り出す役割があります。
特定の好きな色で統一する、ミックスする、濃淡をつけるなど、色の選び方・組み合わせ方によって、場の雰囲気が大きく変わります。
とくに好きな花がなく迷う場合は、色味で決めるのもいいでしょう。パステルカラーで優しい雰囲気に、白とグリーンでナチュラルに、原色を使ってエキゾチックに…というように、好みのテイストを作り出すことができます。
花言葉で選ぶ
プレゼントする花はもちろん、ご自身の結婚式のように重要なイベントにおいても、花言葉を確認しましょう。結婚式にふさわしい、ポジティブで明るい意味の花言葉を持つ花を選ぶのがおすすめです。
花言葉を重視して結婚式の花を決めることで、花への思い入れも強くなるでしょう。また、縁起のよい花を飾れば、自然と幸せで満ちた空間が作られます。具体的な花言葉に関しては、後ほど詳しく紹介します。
季節の花から選ぶ
結婚式では生花を用いるのが一般的ですが、保存加工されたプリザーブドフラワーやドライフラワー、また、人工的に制作されたアーティフィシャルフラワー(造花)を代用することもあります。生花以外の花は季節を問わず入手できますが、どの花材を使う場合でも季節感を出すと印象的な結婚式になります。
結婚式を挙げる季節にこだわりのあるカップルも少なくありません。その時期限定の花を結婚式で用いることで、より特別な思い出となるでしょう。
四季で選ぶおすすめの結婚式の花

ここからは、結婚式にふさわしい花について詳しく紹介していきます。花には多様な種類がありますが、生花の場合は「オールシーズン入手できる花」と「季節の花」の2つに大別されます。一種類の花にこだわる方もいますが、多くの場合は複数種類の花を組み合わせて選びます。
そこで、「オールシーズン」と「春」「夏」「秋」「冬」に分けて、それぞれの時期におすすめの結婚式の花と花言葉を見ていきましょう。
オールシーズン選べる花
まずは、一年中入手することのできる花です。フラワーギフトの定番とされる花は、結婚式にもふさわしく、さまざまな種類から選ぶことができます。代表的な花は以下のとおりです。
- バラ : 「愛」「美」(色別:白「純潔」、赤「愛情」、ピンク「感謝」)
- ガーベラ : 「希望」「前向き」
- ラン(デンファレ) : 「お似合いのふたり」「純粋な愛」
- ユリ : 「優雅」
- トルコキキョウ : 「優美」「清々しい美しさ」
- カラー : 「壮大な美」「凛とした美しさ」
- カーネーション : 「無垢で深い愛」
- カスミソウ : 「感謝」「幸福」
バラのほかにも、色によって花言葉が変わる花はたくさんあります。さまざまな色の花を用いたい場合は、色別の花言葉をチェックして選ぶといいでしょう。また、バラは本数で意味が変わる花です。とくに12本のバラには、結婚式の演出でも用いられやすい素敵なエピソードがあります。詳しくは、以下の記事をぜひ併せてご覧ください。
春の結婚式におすすめの花
続いて、春が旬の花を紹介します。主に3~5月頃に多く出回る花で、結婚式にふさわしい花言葉を持つものを以下にまとめました。
- チューリップ : 「真実の愛」「永遠の愛」「思いやり」
- ミモザ : 「真実の愛」「感謝」
- ラナンキュラス : 「晴れやかな魅力」「光輝を放つ」
- 桜 : 「優美な女性」「純潔」
- マーガレット : 「信頼」「誠実」
- スズラン : 「純潔」「純粋」
- スイートピー : 「門出」
春は、明るくて可愛らしい印象の花が多いです。花が多く咲く季節でもある春の結婚式は、ぜひ旬の花を取り入れて彩り豊かな雰囲気にしましょう。なお、白と黄色のチューリップには、ネガティブな意味の花言葉もあるため注意が必要です。用いる場合は複数の色や別の種類の花と組み合わせるといいでしょう。
夏の結婚式におすすめの花
6~8月を中心とする夏の結婚式では、以下のような花がおすすめです。
- ヒマワリ : 「情熱」「あなただけを見つめる」
- アジサイ : 「家族団らん」「寛容」
- シャクヤク : 「はにかみ」「必ず来る幸せ」
- ブルースター : 「幸福な愛」「信じ合う心」
- ラベンダー : 「期待」「優美」「幸せが来る」
- 千日紅 : 「色あせぬ愛」
ヒマワリは、とくに夏の花として人気が高いです。明るく印象的な花のため、夏の結婚式を鮮やかに彩ってくれるでしょう。青、紫などのブルー系の花も多く、暑い夏に爽やかさや涼しげな印象を与える役割となりおすすめです。
なお、アジサイは花の色が変化することから「移り気」や「浮気」というネガティブな花言葉も持ちます。知らずに選ぶと後悔する原因となるため、理解・納得したうえで決めることをおすすめします。
秋の結婚式におすすめの花
9~11月頃に旬を迎える秋の結婚式にふさわしい花には、以下のようなものがあります。
- コスモス : 「乙女の真心」「調和」「謙虚」
- ダリア : 「優雅」「気品」「華麗」
- フランネルフラワー : 「清楚」「高潔」
- ケイトウ : 「おしゃれ」「個性」
- ピンポンマム : 「高貴」「真実」
秋の花は、カラフルでも比較的落ち着いた色味のものが多く、アンティーク調の式場などにも合わせやすいです。また、実りを象徴する穂や実を使ったアレンジも、秋の結婚式に似合います。
冬の結婚式におすすめの花
冬の花はほかの季節と比べて種類が少ないため、通年入手できる花と組み合わせるといいでしょう。雪やクリスマスをイメージさせる花を選ぶと、冬らしい結婚式を演出できます。
- コットンフラワー : 「偉大」「優秀」
- クリスマスローズ : 「いたわり」
- アマリリス : 「誇り」「輝くばかりの美しさ」
- ポインセチア : 「祝福」「幸運を祈る」
コットンフラワーは綿製品の原料となる植物で、ふわふわとした白い綿が雪のように見えます。なお、ポインセチアは赤い花のように見えますが、正確には観葉植物です。クリスマスシーズンの結婚式で飾ると、雰囲気が出ます。
結婚式の花、挙式後はどうする?

結婚式のためにこだわって選び、当日美しく式場・会場を彩ってくれた花たち。ウェディングブーケや装花の一部は持ち帰り自宅で飾る方が多いようです。また、ゲストテーブルの花はゲストに持ち帰ってもらうのもいいでしょう。しかし、生花は寿命が短く生けて飾った場合、楽しめるのは数日~2週間程度が限界です。
そこで、結婚式で活躍した大切な花を、新鮮なうちに保存加工するという選択肢があります。自宅でドライフラワーや押し花を作る方法もありますが、保存期間の長さや品質の高さを考えると、専門店に加工を依頼する方法がおすすめです。保存加工専門店に関して詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
結婚式の花をシンフラワーで記念品にしよう!大切な思い出とともに美しく保存

結婚式の花は、その日の思い出が詰まった特別なものです。生花を保存加工することで、当時の大切な思い出も一緒に記念として残すことができます。結婚式を彩った美しいイメージのまま、できるだけ長く手元に置いておきたい方は、ぜひシンフラワーにご相談ください。
シンフラワーは、創業20年以上のブーケ保存加工専門店です。ウェディングブーケなど結婚式の花、またプロポーズの花束を中心に、大切なお花を美しく長期保存します。
シンフラワーは、岡山に本社工房を、東京虎ノ門にサロンを営業しています。東京虎ノ門サロンは週末を含む毎日営業しており、結婚式後にブーケをお持ち込みで利用される方も多いです。
ここからは、シンフラワーの保存加工について紹介します。
シンフラワーの保存加工とは?

シンフラワーでは、お預かりしたお花を押し花かドライフラワーのいずれかの形に保存加工します。その後、そのまま飾れるおしゃれなインテリアアイテムにアレンジして、お客様の元へお返しします。インテリアアイテムは大きく分けて以下の4種類からお選びいただけます。
- 押し花アート : 押し花を美しくレイアウトして額縁に保存したアイテム
- ボトルブーケ : ドライフラワーを高品質なガラスボトルに保存したアイテム
- 3D額 : ドライフラワーを奥行きのある立体的な額縁に保存したアイテム
- クリスタルフラワー : 1輪(小花なら2~3輪)のドライフラワーを透明度の高い樹脂に保存した手のひらサイズのアイテム
押し花もドライフラワーも、加工から制作まですべてを職人の手作業で丁寧に仕上げていきます。細かい部分まで目を配るため、花びら一枚一枚まで美しく、品質にムラができません。生花と変わらない印象に仕上がるのが特徴です。
また、独自の密封技術により、高品質なボトルや額縁に閉じ込めて保存します。外気の影響を受けにくく保護性もあるため、数十年単位での保存が可能です。20~30年後も、眺めるたびに結婚式の思い出を振り返り幸せな気持ちになれるでしょう。
※シンフラワーの保存加工商品について、こちらからご覧いただけます
結婚式の花のおすすめの残し方

結婚式の花は、主にウェディングブーケを保存する方が多いです。そのままのイメージで飾りたい場合は、押し花アートか、ドライフラワーのボトルブーケまたは3D額を選び、花束型のアレンジをオーダーするといいでしょう。リボンも一緒にお預かりして、加工後は元の形に組み立て直してアレンジしますので、生花のウェディングブーケのイメージが維持できます。
また、ブーケや装花の一部をコンパクトに保存することもできます。小さめの額縁やボトルにアレンジすれば飾りやすいです。大きなサイズで残したいけれどスペースの確保が難しい場合は、押し花アートにして壁に掛けてはいかがでしょう。薄型のため、移動もしやすくお手入れも簡単です。
シンフラワーでは、オーダーいただいたすべてのアイテムに刻印サービスをお付けしています。
結婚式の日付やおふたりのお名前を入れて、お気に入りの場所に記念品として飾ってはいかがでしょう。
※シンフラワーの押し花アートについて、こちらからご覧いただけます
まとめ
結婚式の花は、ご自身の好みをベースに花言葉や季節感を意識して選ぶのがおすすめです。とくに、ウェディングブーケや装花には、結婚式の雰囲気を作り出す重要な役割があります。色味、色合いをイメージし、実際に組み合わせてみたりして、ご自身の理想を形にしていきましょう。
結婚式が終わったあとも、短期間であれば生花を自宅で飾って楽しめます。しかし、想いの詰まった結婚式の花は、できるだけ長く美しいまま手元に残したいと考える方も多いでしょう。大切な花を美しく長期保存したい方は、ぜひシンフラワーにご相談ください。事前予約のうえサンプル品のご見学もできますので、お気軽にご連絡ください。
- 結婚式の花は、好みの花や色味のものから、縁起のよい花言葉を持つもの、季節感のあるものを組み合わせるとよい
- とくに、ブーケ・ブートニア、式場・会場装花は結婚式と新郎新婦を彩る大切な役割を担うため、選び方が重要
- 結婚式の花は専門店で保存加工すれば、美しいまま長期間に渡り手元に残せる





