ブライダルハンカチとは?必要な理由や選び方、使い方を解説

記事の監修
シンフラワー株式会社
シンフラワーはウェディングブーケやプロポーズの花束の保存加工専門店です。
花嫁様が結婚式で使った生花の花やプロポーズの花束を、特殊なドライフラワーの加工や押し花加工で半永久的に保存します。保存方法は押し花や立体的なガラスや3D(立体)額など、40以上の種類から理想の形で制作が可能で、種類の豊富さが特徴です。
最近はプロポーズの108本のバラの花束を残す特注額での制作依頼も増えております。

結婚式で用いられる「ブライダルハンカチ」というものをご存知でしょうか。新郎新婦が身だしなみのひとつとして持つブライダルハンカチについて、詳しく知らない方も多いかもしれません。
今回は、ブライダルハンカチとはどのようなものか、どんな場面で必要か説明します。また、選び方や適切な使い方についてもお伝えします。ブライダルハンカチという言葉を聞いたことのない方も、選び方でお悩みの方も、ぜひ参考にしてください。
- 結婚式の予定がある方
- ブライダルハンカチについて詳しく知りたい方
- ブライダルハンカチをスマートに使いたい方
ブライダルハンカチってどんなもの?

ブライダルハンカチとは、結婚式当日に新郎新婦が身だしなみのために持つハンカチです。一般的なハンカチとの違いは、結婚式の場に合った色やデザインであることが大きなポイントとなります。具体的な選び方は後ほど紹介しますが、はじめに、なぜブライダルハンカチが必要なのか、また、用意したい枚数や購入の仕方について見ていきましょう。
ブライダルハンカチが必要な理由とは?
結婚式では、ハンカチが必要な場面が意外とあります。しかし、普段使っているようなカジュアルなハンカチを取り出すと、せっかくの晴れ姿が台無しになってしまいます。そこで、式場や衣装になじみやすい色やデザインのブライダルハンカチを用意することが望ましいです。
ブライダルハンカチを用いることで、エレガントで美しい印象を与えられます。ブライダルハンカチは、結婚式の以下のような場面で用いられます。
- 涙や汗を拭く
- ブーケに添えて持つ
- 撮影で使う
- 両親やゲストへのギフトや席札にする
結婚式では感動するシーンが多く、涙する新郎新婦がほとんどです。また、緊張して汗をかく方も少なくありません。その際に、スマートに涙や汗を拭えるブライダルハンカチが役立ちます。ほかにも、ブーケを持つ際に茎を包む、ウェディングフォトの撮影で小物と一緒にセットするといった使い方ができます。
一般的には、ブライダルハンカチは新郎新婦が身だしなみや撮影のために使うものです。しかし、ゲストの分を用意して、プチギフトや席札代わりにする方もいます。このように、ブライダルハンカチは工夫次第で多様に活用できるアイテムです。
複数枚用意しておくと安心
ブライダルハンカチは、2~3枚ほど用意しておくと安心です。涙や汗を拭いたりするものと、ブーケに添えるもの、撮影用というように、用途を分けておくといいでしょう。身だしなみ用としてのみ使う場合でも、複数枚あれば汚れてしまった場合にすぐ取り替えられます。とくに、手を洗った際にブライダルハンカチを使うと濡れてしまうため、手を拭くものは別で用意することをおすすめします。
また、うっかり落としてしまったり置き場がわからなくなってしまったりしても、スペアがあれば慌てずに済むでしょう。ブライダルハンカチは結婚式が終わってからも使えるため、デザイン違いで複数枚用意しておくことをおすすめします。
ブライダルハンカチはどこで購入できる?
ブライダルハンカチは、ウェディング用品を扱うショップだけでなく、一般的なハンカチショップでも購入できます。デパート(百貨店)のハンカチ店のほか、オンラインショップなどでも豊富に取り扱われています。
また、ハンドメイドでオリジナルのブライダルハンカチを用意する方もいます。市販のハンカチにレースや刺繡を施し、世界でひとつだけのブライダルハンカチを手作りしても素敵ですね。
ブライダルハンカチには、新郎新婦の所作を上品に見せるという重要な役割があります。
「ブライダルハンカチ」という名称の商品である必要はありませんが、上品な印象のハンカチを選ぶようにしましょう。
ブライダルハンカチの選び方は?

上品な印象のハンカチを選ぶために注目したいのが、色・素材・デザインの3点です。ブライダルハンカチは、以下のポイントを押さえて選ぶようにしましょう。
- 色 : ホワイト系
- 素材 : シルク、上質なコットンなど
- デザイン : 基本は無地、刺繍やレースで個性を
3つのポイントについて、詳しく説明していきます。
色や素材は?
ブライダルハンカチは、白が基本です。色味のあるハンカチは悪目立ちしてしまうため、避けましょう。ただし、結婚式のテーマに合った色で衣装やほかの小物、式場にマッチしている色なら、おしゃれに見える場合もあります。コーディネートを意識して選ぶといいでしょう。
白にも、さまざまなニュアンスがあります。純白とオフホワイトでは、印象が違うため浮いて見えてしまいます。
衣装が白の場合は、細かいニュアンスまでハンカチの色を合わせるようにしましょう。
ブライダルハンカチの素材は、シルクやオーガニックコットンなどがおすすめです。タオル地などはカジュアルに見えてしまうため避けましょう。とくに、シルクはシワになりにくく光沢があり上品な印象を与えます。
デザインは?
ブライダルハンカチは、白無地のシンプルな布をベースにしたものが望ましいです。柄物はカジュアルに見えるため、浮いてしまいます。ただし、色と同様に衣装とコーディネートされたものなら問題ないでしょう。衣装が一般的なドレスやタキシード、和装の場合は、白無地が無難です。
基本は白無地ですが、せっかくのブライダルアイテムのため、さりげなく個性を取り入れるのもおすすめです。
レースのほか、ふたりのイニシャルや好きなマーク、模様を刺繍したものは人気があります。
刺繍は、ハンカチショップでもオーダーできるケースが多いです。新郎新婦でペアの刺繡入りブライダルハンカチを用意すれば、結婚式の記念になるでしょう。
ブライダルハンカチの使い方は?

結婚式当日には、涙や汗を拭う使い方がメインとなるでしょう。ここからは、ブライダルハンカチをどのように使うか、具体的に説明します。使い方のポイントは以下の3点です。
- 畳んだまま使う
- 拭くときは押し当てるように
- 涙はハンカチの角で拭く
いずれも、ブライダルハンカチを上品に使うための重要なポイントです。ひとつずつ詳しく説明していきます。
畳んだまま使う
ブライダルハンカチは、広げずに畳んだ状態のままで使うようにしましょう。畳んだままコンパクトなサイズで使うことで、所作が美しく見え、汗や涙を拭くような場面もさりげなく目立ちにくくなります。
広げるとハンカチの形が崩れて見苦しくなってしまいます。また、広げる・畳み直すといった動きが加わることで、スマートさも失われます。
ハンカチの形を維持することを意識しながら、必要に応じてサッと使うようにしましょう。
畳んだまま使うことに加えて、手で強く握りしめないようにすることも大切です。握りすぎるとシワシワになってしまいます。ブライダルハンカチは、畳んだ状態で優しく取り扱うようにしましょう。
拭くときは押し当てるように
汗や涙をブライダルハンカチで拭く場合は、ゴシゴシこするのではなく、押し当てるように拭うのがポイントです。こするとハンカチが汚れたりシワができたりするだけでなく、肌にもよくありません。新婦はメイクも崩れてしまうため、絶対にこすらないようにしましょう。
なお、新品のハンカチをそのまま使うと、吸水性があまりよくない場合もあります。気になる方は、購入後に柔軟剤なしで洗濯をして、アイロンをかけておくといいかもしれません。
涙はハンカチの角で拭く
涙を拭う際は、ブライダルハンカチの平面部分ではなく角を使うのがおすすめです。角でそっと涙を拭う動作は、上品で美しく見えます。
肌に触れる面が最小限になるため、メイクも崩れにくくなります。
あふれる涙をそのままにするとアイメイクが崩れてしまうため、こぼれてしまう前にサッと拭うようにしましょう。
ブライダルハンカチの使い方には、とくに決まったマナーはありません。お伝えしたようなポイントを守ることで、上品に身だしなみを整えることができます。ぜひ意識してみてください。
ウェディングドレスにはポケットがないため、新婦がハンカチを使わない間は、新郎か介添スタッフに預けておきましょう。
着席中は、テーブルのすぐに手にできる位置に置いておくといいでしょう。
ブライダルハンカチは結婚式後も活用できる

ブライダルハンカチは、結婚式当日は身だしなみ用品として活躍します。そして、式が終わってからもぜひ有効活用しましょう。特別なハンカチで結婚式の記念品でもあるため、使い古すのではなくきれいに残せるような活用の仕方がおすすめです。
結婚式後にブライダルハンカチを上手に活用するには、以下の2つの方法があります。
- 大切なシーンで使う
- ウェディングアイテムと一緒に飾る
2つの方法について、それぞれ詳しく説明します。ぜひブライダルハンカチを結婚式後も活用しましょう。
大切なシーンで使う
ブライダルハンカチは、冠婚葬祭など、フォーマルな場面で使うハンカチとして活用できます。普段の生活では、タオルハンカチなどカジュアルなハンカチを利用している方が多いかもしれません。そのため、フォーマルな装いに合うハンカチとして置いておくと便利です。
- 将来自分の子どもにプレゼントする(結婚時にサムシングオールドとして)
- リメイクして小物にする(巾着袋、赤ちゃんのスタイなど)
なお、ブライダルハンカチをしばらく使わず手元に残す場合、保管方法に気を付ける必要があります。結婚式が終わったら洗濯をしてアイロンをかけ、清潔に保管しましょう。カビや虫食いが発生しないようにすることも大切です。
ウェディングアイテムと一緒に飾るのもおすすめ
デザインにこだわって選んだものや手作りしたブライダルハンカチは、見えるところに飾って楽しむのもいいでしょう。ウェディングフォトやほかのブライダル小物と一緒に飾ると、素敵なコーナーができます。結婚式後も、日常生活のなかでウェディングアイテムを目にすることで、いつでもふたりで幸せな思い出を振り返ることができます。
ウェディングアイテムのなかでも、とくにブーケには特別な想いを抱く方が多いです。
生花のブーケはそのままでは枯れてしまいますが、専門店で美しく保存加工すれば記念品として手元に残せます。
ブライダルハンカチとウェディングブーケを一緒に飾って、素敵なウェディングコーナーをインテリアに取り入れてはいかがでしょう。ブーケを保存加工する専門店を選ぶ際は、加工方法や仕上がりのデザイン、アイテムの種類などの情報を十分に確認してください。大切なブーケの加工を依頼するため、信頼できる専門店を選びましょう。
以下はお手元のウェディングブーケが、どの保存商品に合うのか花の種類からお選びいただけるページです。
バラやカスミソウなど、花材ごとのおすすめアイテムを知りたい方は、こちらもあわせてご覧ください。

ウェディングブーケの保存ならシンフラワーにご相談を

シンフラワーは、創業20年以上のブーケ保存加工専門店です。ウェディングブーケやプロポーズの花束など、大切なお花を美しいまま手元に残せるよう、丁寧に保存加工します。ご相談や仕上がりアイテムのサンプル品のご見学も承りますので、お気軽にお問い合わせください。
ここからは、シンフラワーの保存加工について詳しく紹介します。ウェディングブーケは生花にこだわりたい、結婚式後も記念に残したいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
シンフラワーで保存加工するメリット

シンフラワーの最大のメリットは、お客様のご希望に沿った丁寧な加工・制作による完成度の高さです。長期保存のためには生花を乾燥させる必要があります。シンフラワーでも、お預かりした生花はすべて乾燥させ、ドライフラワーか押し花に加工します。しかし、まるで生花のようなみずみずしさが乾燥してからも続くのが、シンフラワーの加工花の特徴です。
一般的には色褪せが進みやすい淡色の花も、美しい色味が長持ちするような加工により、生花と変わらないイメージを維持できます。加工・制作におけるすべての工程を職人の手作業で進めるため、ムラがなく花びら一枚一枚まで美しさをお楽しみいただけます。
シンフラワーで制作したドライフラワーと押し花は、色味の変化やシワによる劣化が起きにくい状態です。
さらに、すべてケースまたは樹脂で密封し、外気や汚れ、衝撃から保護された状態となるため、数十年単位で保存できます。
※シンフラワーの押し花アートについて、こちらからご覧いただけます
そのまま飾れるインテリアアイテムとして記念に残せる

立体的に保存したい場合はドライフラワーを、薄型のコンパクトな状態で保存したい場合は押し花をおすすめします。押し花は額縁に入れた押し花アートに、ドライフラワーは選べる3種類のアイテムにアレンジして完成です。押し花アートと3種類のドライフラワーアイテムの特徴を、以下にまとめました。
- 押し花アート : 押し花を花束型や好みのレイアウトにアレンジして額に入れた、絵画のようなアイテム
- ボトルブーケ : ドライフラワーを高品質なガラスボトルに入れたもの
- 3D額 : ドライフラワーを立体的な額に入れたもの
- クリスタルフラワー : 1~3輪程度のドライフラワーを透明度の高い樹脂に入れた、コンパクトなアイテム
クリスタルフラワーは手のひらサイズのため、ブーケの一部を記念に残したい場合に最適です。ほかのアイテムはサイズが選べるため、ブーケをまるごと保存することも一部のみの保存もできます。
いずれも保存期間が数十年単位に及ぶため、無理なく長く飾れるものを選ぶことをおすすめします。飾る場所に迷ったら、模様替えやお引越しによる移動も簡単な、薄型の押し花アートを選ぶといいでしょう。
※シンフラワーの保存加工商品について、こちらからご覧いただけます
以下は押し花アートやボトルブーケ、3D額、クリスタルフラワーなど、保存方法ごとの特徴を比較しながらお選びいただけるページです。
飾りたい場所や残したいボリュームに合わせて、ぴったりの保存スタイルを検討したい方は、こちらもご覧ください。

多様なデザインが選べる

お預かりしたウェディングブーケは、乾燥させるために一度ほどいて一輪ずつに分けます。押し花にする場合は、花によっては花びらを分けることもあります。そして、完成したドライフラワーや押し花は、元のブーケの形に組み立て直します。花束型にすることで、生花のウェディングブーケをそのままのイメージで記念に残せます。
花束型のほかにも、ドライフラワーはドームアレンジやボックスアレンジに、押し花アートはリース型、ハート型、敷き詰めタイプにアレンジできます。また、ボトルや額縁のデザインも多様なため、インテリアにマッチするのをお選びいただけます。
ブーケをお預かりする際は、岡山本社工房に直接送付していただくほか、お持ち込みも可能です。
工房と、東京虎ノ門・麻布台サロンに事前予約のうえお持ち込みいただければ、ご相談やご見学も同時にできます。
※シンフラワー東京虎ノ門・麻布台サロンについて、こちらからご覧いただけます
以下はラウンドブーケやキャスケードブーケなど、「今お持ちのブーケの形」に合わせておすすめの保存アイテムをご紹介しています。
仕上がりのデザインを形からイメージしたい方は、こちらのページもぜひチェックしてみてください。

まとめ
ブライダルハンカチは、結婚式で新郎新婦がスマートに身だしなみを整えるためのものです。また、ウェディングフォト撮影やブーケを持つ際に用いたり、プレゼントするために用意したりする方もいます。
上品で美しい所作をサポートするブライダルハンカチは、選び方が重要です。衣装に合う白い上質な素材の無地のハンカチで、レースや刺繍で個性を出すといいでしょう。ブライダルハンカチは畳んだまま、そっと押し付けるように拭うのが使い方のポイントです。結婚式が終わったら大切に保管すれば、記念品として手元に残せます。
なお、生花のウェディングブーケも、保存加工すればブライダルハンカチのように記念品として手元に残すことができます。ぜひ、シンフラワーにお気軽にご相談ください。
- ブライダルハンカチは新郎新婦が身だしなみのために持つもの。上品に見えるものを選ぶことが大切
- 畳んだまま、そっと拭う使い方を心がけるとスマートに見える
- 結婚式が終わってからもブライダルハンカチは記念に残せる!保存加工したブーケと一緒に飾るのもおすすめ





