結婚式のペーパーアイテムの種類とは?準備のコツも紹介

記事の監修
シンフラワー株式会社
シンフラワーはウェディングブーケやプロポーズの花束の保存加工専門店です。
花嫁様が結婚式で使った生花の花やプロポーズの花束を、特殊なドライフラワーの加工や押し花加工で半永久的に保存します。保存方法は押し花や立体的なガラスや3D(立体)額など、40以上の種類から理想の形で制作が可能で、種類の豊富さが特徴です。
最近はプロポーズの108本のバラの花束を残す特注額での制作依頼も増えております。

結婚式では、招待状や席次表をはじめ、さまざまなペーパーアイテムが用いられます。これから結婚式を挙げる予定の方は、どんなものを用意すればいいのか気になるのではないでしょうか。
今回は、結婚式で使用されるペーパーアイテムの種類を紹介します。また、準備を進めていくうえでのコツもお伝えします。ペーパーアイテムは、結婚式を印象付ける要素のひとつでもあります。工夫しながら楽しく準備しましょう。ぜひ参考にしてください。
- 結婚式を挙げる予定のある方
- ペーパーアイテムについて詳しく知りたい方
- 上手にペーパーアイテムを準備するコツを押さえたい方
結婚式のペーパーアイテムにはどんなものがある?

結婚式のペーパーアイテムといえば、招待状や席次表がイメージされやすいのではないでしょうか。ほかにも多様な種類があります。基本のペーパーアイテムを一覧でまとめました。
- 招待状
- 席次表
- 席札
- メニュー表
- プロフィールブック
- その他
それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
招待状
ゲストに手渡しや郵送で届ける、結婚式の案内を記載したものです。結婚式を行うことのお知らせと来てほしい旨を記載した文章、日時、会場の案内を一度に送るのが一般的な形式とされています。封筒に入れ、ゲストの住所と宛名は毛筆(筆ペン)で記載するのが正式な方法です。差出人の住所氏名は印刷やシールでも差し支えありません。
- 返信用ハガキ : ゲストからの出欠のお返事を受けるためのハガキ
- 会場への案内図 : 結婚式場までのアクセス情報を記載(公共交通機関や車での来場方法なども)
- 付箋 : スピーチや乾杯の挨拶、受付などを依頼する方への案内、ドレスコードなどの連絡を記載
招待状は、ゲストの宛名書きや封入などもあり、準備に時間がかかります。最近では、ペーパーアイテムではなくデジタル形式の「web招待状」という選択肢もあります。親しい友人などにはwebで、上司や年配の方には従来のペーパーアイテムでの招待状など、使い分けるのもいいかもしれません。
席次表
披露宴会場の座席配置図と、ゲストの氏名が記載されたものです。ゲストが自分の着席する場所を確認するとともに、ほかのゲストに関しても誰が招待されてどこにいるか一覧で見ることができます。また、氏名には新郎新婦との関係性が記載されているのが一般的で、一目で「新婦の家族」「新郎の友人」「職場関係者」などがわかります。
招待状を出してゲストからの出欠の返事が揃ってからの制作となります。ペーパーアイテムのなかでも重要で手間もかかるため、業者に外注するのが一般的です。
席札
ゲストの氏名を書いて、テーブルにセットするものです。ゲストが自分の席を確認する際にわかりやすいようなデザインにしましょう。二つ折りなどのカード形式で、内側にゲスト一人ひとりへのメッセージを手書きで入れる新郎新婦が多いです。
一般的には紙製ですが、布や木、レジンなど、さまざまな素材を用いて工夫するケースもあります。ゲスト一人ひとりに宛てたギフトの意味を込めることもできるため、心を込めて制作したいですね。
メニュー表
披露宴の料理メニューをゲストに伝えるためのものです。また、ドリンクの案内をあわせて記載することも多いです。メニュー表であらかじめ情報を伝えておくことで、ゲストに料理やドリンクをより楽しんでもらうことができます。
個性的なメニューを用意した新郎新婦の場合はとくに、メニュー表が結婚式を印象付ける要素にもなるでしょう。ゲストの席にセットしておき見てもらうことで、披露宴開始までの間も料理を楽しみにしてもらえます。
プロフィールブック
新郎新婦のプロフィールを載せたものです。ふたりの生年月日や職業などの基本的な情報に加えて、趣味や好きなもの、お互いの好きなところなどを記載することが多く、人となりがわかる内容となっています。
プロフィールブックを単独で用意するケースもありますが、席次表とまとめて1冊にすることも多いです。
メニュー表、新郎新婦のプロフィール、席次表をすべてまとめる方法もあります。
なお、プロフィールブックは個人情報が詰まったアイテムです。ゲストが結婚式後の取り扱いに困らないよう、デジタル形式を選ぶ新郎新婦もいます。紙でもデジタルでも、デザインや掲載できる内容は多様なため、ふたりで相談して決めるといいでしょう。
その他
これまで紹介したペーパーアイテムは結婚式で一般的に用意されるものです。さらに、以下のようなものを用意するケースもあります。
- 芳名帳orゲストカード : ゲストの住所や氏名を書いてもらうもの
- テーブルナンバー : テーブルの番号やアルファベットを記載したもの
- サンキュータグ : プチギフトに付けるメッセージ
- ラブストーリー : ふたりの出逢いから結婚式までの記念日を記載したもの
芳名帳は結婚式当日に受付でゲストに記載してもらうものです。ゲストの住所氏名は招待状のやり取りで把握しているため、受付時はチェック表などでも問題ないでしょう。しかし、確実に把握する目的や、新郎新婦が記念に残したいという理由で用意する場合もあります。また、招待状と一緒にゲストカードを郵送しておき、当日持参してもらうのもひとつの方法です。記載内容は芳名帳と同様です。
テーブルナンバーは、ゲストが自分のテーブルを探すときにわかりやすくする目的のほか、テーブルコーディネートのひとつとして用いられます。サンキュータグは、シールかカード形式でシンプルにThank you!などのメッセージを書くのが一般的です。ラブストーリーは海外発のペーパーアイテムで、ウェルカムスペースの装飾に使用されます。
ペーパーアイテムの準備で押さえておきたいコツとは?

ペーパーアイテムを準備するのは楽しい反面、計画的に行わないと大変な作業になってしまう可能性があります。そこで、楽しみながら準備を進めるためにも、以下のコツを押さえてからスタートすることが大切です。
- 手作りか外注か
- 手作りの場合は注意点を確認
- デジタルを組み合わせることもできる
とくに、こだわりを持って結婚式をしたいと考える場合、できるだけ自分たちの手で用意したいと思うかもしれません。しかし、結婚式の準備では、ペーパーアイテムづくりだけでなく、たくさんのことを考えながら進めていくことになります。業者への外注も上手に組み合わせることで、余裕を失わずに済むでしょう。3つのコツを詳しく説明していきます。
手作りか外注、どう決める?
まずは、用意したいペーパーアイテムをリストアップしましょう。そのうえで、時間をかけてこだわりたいものと、手間を省いて簡単に作りたいものを区別してみてください。すべてを手作りにするのは、ゲストが少ない場合を除いて時間的余裕がないと現実的に厳しいです。外注を組み合わせることで、無理なく進められます。
なお、業者に依頼する場合でも、デザイン選びだけでも時間がかかります。最初に時間をかける部分とそうでない部分を明確にしておくことで、こだわりたい部分に力を入れることができます。
結婚式までに余裕がある場合は、できる作業からコツコツ始めれば手作りでも問題なく用意できるかもしれません。
なお、外注する場合は、完成までにかかる時間が業者によって異なります。スケジュールを考えながら業者を選ぶことも大切です。
手作りする場合のポイント
ペーパーアイテムを自作する場合は、時間的・費用的負担を抑えつつ、素敵なものに仕上がるよう工夫したいところです。また、注意しなければならないこともあります。そこで、制作する前に以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
- 統一感を意識
- 費用を抑える工夫
- 著作権や文章に注意
外注する場合は、同じ業者にセットで発注すれば統一感のあるペーパーアイテムを入手できます。手作りする場合も、結婚式のテーマに沿ったデザインにすることで統一感を出しましょう。また、材料の調達は100円ショップも活用するのがおすすめです。上質でリーズナブルな素材を入手できます。インターネットでテンプレートやイラストなどのフリー素材をダウンロードするのもいいでしょう。
ネット上や誰かが作成した素材を使用する場合は、必ず著作権フリーのもの選ぶようにしてください。招待状などに載せる文章に関しては、印刷前に確認が必要です。内容がおかしくないか、忌み言葉などを使用していないかなど、チェックしてから仕上げましょう。
デジタルを組み合わせる方法も
少し紹介しましたが、最近はペーパーアイテムをデジタルに差し替える方法もあります。たとえば、紙の招待状をweb招待状に変更するだけでも、かなりの手間が省けます。その分、力を入れたいものに時間や費用をかけることができるでしょう。
ペーパーアイテムは結婚式の記念になりますが、出席するたびに増えて保管や処分に困るという側面もあります。
結婚式後にゲストの手元に残らないよう、あえてペーパーレスな形を選ぶカップルもいるようです。
たとえば、一人ひとりにメッセージを書く席札は手作りして、ほかは業者に外注、一部はデジタル形式にするなど、複数の方法を組み合わせることもできます。ペーパーアイテムを作り始める前に、さまざまな選択肢からふたりで話し合って決めていくといいでしょう。
ペーパーアイテムは結婚式の記念にもなる

結婚式のペーパーアイテムは、ゲストだけでなく新郎新婦の手元にも残せます。こだわって制作したものは、自分たちの分も用意して記念品にしてはいかがでしょう。席札は、新郎新婦がお互いに向けてメッセージを書き合うのも素敵です。
結婚式が終わったら、ペーパーアイテムをまとめてフレームに入れて、インテリアアイテムとして飾ることもできます。暮らしのなかでウェディングアイテムを目にすることで、新婚の頃の思い出や結婚式の幸せな記憶をいつでも感じることができるでしょう。
結婚式のグッズと一緒に飾ろう
ペーパーアイテムは、結婚式で使用したアイテムと一緒に飾るのがおすすめです。ウェルカムドールやアクセサリー、ブライダルハンカチ、ウェディングフォトなどと一緒に飾ると、素敵なウェディングコーナーができます。
生花のウェディングブーケは、そのまま置いておくと枯れてしまいます。しかし、新鮮なうちに保存加工すれば記念品として手元に残すことができます。
結婚式の重要なアイテムであるウェディングブーケも、保存加工してペーパーアイテムと一緒に飾ってはいかがでしょう。
保存加工専門店にブーケを預けると、高品質なドライフラワーや押し花に加工されて長期保存できます。自宅でもドライフラワーや押し花は作れますが、専門業者に依頼することで、より美しく長持ちするものを残せます。ブーケのイメージを維持しながら保存できる点が大きな魅力です。結婚式の大切な思い出と一緒に、ウェディングブーケを美しく保存しませんか?
ペーパーアイテムや結婚式のグッズと一緒に飾るときは、ブーケの形によって仕上がりの印象も大きく変わります。花束・ラウンド・キャスケードなど、お持ちのブーケのスタイルに合う保存方法を形から選びたい方はこちらもご参考ください。

結婚式のブーケをシンフラワーで美しく保存しよう

ウェディングブーケを保存加工したいけれど、どの業者に依頼すれば…?と悩むかもしれません。シンフラワーは、創業20年以上のブーケ保存加工専門店です。結婚式を彩った大切なウェディングブーケを、そのままのイメージで長期保存できるよう保存加工します。生花のブーケを美しいまま手元に残したい方は、ぜひご相談ください。
また、お手元のウェディングブーケに使われているお花の種類によって、向いている保存方法やおすすめの商品が少しずつ異なります。バラやカスミソウなど、花材ごとのポイントを知りたい方は、こちらのページもあわせてご覧ください。

ここからは、シンフラワーの保存加工について紹介します。ウェディングブーケのほか、大切な花束を美しく保存する方法を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
シンフラワーの保存加工とは?

シンフラワーでは、生花のブーケや花束をお預かりしたあと、お花を丁寧に1本ずつに分けて加工します。立体的に保存したい場合はドライフラワーを、平面状にして保存したい場合は押し花アートをお選びいただけます。いずれの場合も、すべての工程を職人の手作業で進めるため、細かい部分までムラのない美しい仕上がりが実現します。
一般的な方法では、時間の経過とともに褪色や形崩れが進み、元の生花のイメージとは異なるものとなっていきます。シンフラワーでは、見た目の劣化を防ぎいつまでも美しい状態を楽しめるよう、特殊な方法で加工します。そのため、時間が経っても色や形が生花のイメージのまま維持できる点が大きな魅力です。
完成したドライフラワーと押し花は、すべてケースで保護された状態で完成します。
加工した花の品質と密封性の高さにより、数十年単位での保存が可能です。
ドライフラワーや押し花は、直射日光や湿気などが苦手です。飾る際は強い光の当たらない風通しのよい場所を選びましょう。適切な環境で保管することが、長持ちのコツです。20~30年後も、結婚式の幸せな思い出とともに大切なインテリアアイテムとしてお楽しみいただけます。
※シンフラワーの押し花アートについて、こちらからご覧いただけます
さまざまな形で結婚式の記念品として残せる

ドライフラワーと押し花はケースで保護して仕上げるとお伝えしましたが、その形はさまざまです。大きく分けて、以下の4種類のアイテムからお好みのものをお選びいただけます。
- 押し花アート : 押し花を花束型や好みのレイアウトにアレンジして額に入れた、絵画のようなアイテム
- ボトルブーケ : ドライフラワーを高品質なガラスボトルに入れたもの
- 3D額 : ドライフラワーを立体的な額に入れたもの
- クリスタルフラワー : 1~3輪程度のドライフラワーを透明度の高い樹脂に入れた、コンパクトなアイテム
クリスタルフラワーは、ブーケの一部を記念に残せる手のひらサイズのアイテムです。ほかの3種類は、いずれも一部の保存からブーケまるごとの保存まで対応しています。サイズ展開があるほか、デザインも複数のパターンから選べます。花束の形で保存すれば最もブーケのイメージに近いですが、少し雰囲気を変えて花を敷き詰めたアレンジにするのもおすすめです。ボトルや額縁のデザインも豊富なため、インテリアに合わせてお選びください。
※シンフラワーの保存加工商品について、こちらからご覧いただけます
押し花アートやボトルブーケ、3D額、クリスタルフラワーなど、同じブーケでも保存方法によって仕上がりの雰囲気は大きく変わります。長く楽しめる記念品にしたい方は、各保存方法の特徴や違いを比較できるこちらのページもぜひご覧ください。

結婚式のペーパーアイテムを入れることも可能

サイズにもよりますが、結婚式で用いたペーパーアイテムをウェディングブーケと一緒に入れて保存することもできます。ペーパーアイテムを美しくブーケと組み合わせて残したい場合はご相談ください。
シンフラワーでは、すべてのアイテムに刻印サービスを付けています。おふたりのお名前や結婚記念日を刻むことができます。
刻印により、大切なウェディングブーケがより記念品らしく素敵に仕上がります。ぜひご利用ください。
シンフラワーは、岡山に本社工房を、東京虎ノ門・麻布台にサロンを営業しています。お花のお預かりは、工房への直接送付のほか、工房またはサロンへのお持ち込みも可能です。お持ち込みの際に、保存加工のご相談やサンプル品のご見学も承っています。ぜひ事前予約のうえご来店ください。
※シンフラワー「東京虎ノ門・麻布台サロン」について、こちらからご覧いただけます
まとめ
結婚式のペーパーアイテムには、招待状や席次表、席札のほか、必要に応じて多様な種類があります。どのアイテムを用意するか、準備を始める前にふたりで話し合って決めましょう。また、業者に制作を依頼するか手作りするか、さらにデジタル形式を取り入れるかなども、重要な検討事項です。楽しく無理なく準備できるよう、工夫しながら進めていきましょう。
ペーパーアイテムは、結婚式の記念品として手元に残すこともできます。ペーパーアイテムと一緒に、保存加工したウェディングブーケを飾るのもおすすめです。大切なブーケを手元に残したい方は、ぜひシンフラワーにお気軽にご相談ください。
- 結婚式のペーパーアイテムには、招待状、席次表、席札、メニュー表、プロフィールブックなど多様な種類がある
- ペーパーアイテムを制作する際は、外注か手作り、さらにデジタル形式の選択が可能
- ペーパーアイテムは、結婚式の記念品としてほかのウェディングアイテムと一緒に保存するのもおすすめ





