花束保存・アフターブーケの種類や方法ブーケプルズってどんな演出?メリットや成功のコツを解説
シンフラワーはウェディングブーケやプロポーズの花束の保存加工専門店です。
花嫁様が結婚式で使った生花の花やプロポーズの花束を、特殊なドライフラワーの加工や押し花加工で半永久的に保存します。保存方法は押し花や立体的なガラスや3D(立体)額など、40以上の種類から理想の形で制作が可能で、種類の豊富さが特徴です。
最近はプロポーズの108本のバラの花束を残す特注額での制作依頼も増えております。

結婚式では、さまざまな儀式や演出が行われます。ブーケプルズもそのひとつですが、どのようなものか知らない方もいるのではないでしょうか。ブーケを用いた儀式といえばブーケトスが有名ですが、ブーケプルズも候補に入れてみてはいかがでしょう。
今回は、ブーケプルズとはどのようなものか、またメリットや成功させるためのコツを解説します。また、ブーケプルズの代わりに結婚式で楽しめる演出についても紹介します。結婚式を計画中の方や、これからプランを考える方もぜひ参考にしてください。
この記事はこんな人におすすめ
- ゲストと一緒に楽しめる結婚式をしたい方
- ブーケプルズについて詳しく知りたい方
- 結婚式を計画中の方
ブーケプルズとは?

ブーケプルズは、花嫁がブーケと共に複数本のリボンを持ち、その端をゲストに引いてもらうくじ引きのようなイベントです。1本だけブーケに結び付けられており、それを引いた人が次の花嫁になれるという言い伝えがあります。やり方は異なりますが、花嫁がブーケを投げてゲストが受け取る「ブーケトス」と意味は同じです。
参加者を未婚女性限定とするのが基本ですが、最近は誰でも参加できる形式も見られます。幸せのおすそわけという意味合いを強めて行うことで、参加者を限定しない形式も可能です。
ブーケプルズに必要なもの
ブーケプルズを行う際は、ブーケとリボンが必要です。リボンは絡まりにくいようにするため、表面がなめらかな素材で細すぎないものを選びましょう。
リボンの長さは?
1本あたり2~4m程度がリボンの長さの目安です。
このくらいの長さがあると、花嫁と参加者の距離が取れてゲストからも見やすくなります。ブーケプルズを行うスペースを考慮して長さを調整しましょう。
ブーケプルズはリボンを人数分用意して行うため、現実的にゲスト全員の参加は難しいです。あらかじめ、ブーケプルズに参加してもらう人数を決めておき、人数分のリボンを用意しましょう。
ブーケプルズの基本の流れ
ブーケプルズは、結婚式と披露宴のどちらでも行えるイベントです。ブーケにリボンを結び付ける必要があるため、ブーケプルズを行う前に、タイミングを見てほどけないようリボンを付けておきましょう。または、花嫁が持つものとは別に、ブーケプルズ用のブーケを用意しておく方法もあります。事前にリボンも付けておけるため、よりスムーズです。
ブーケプルズは以下の流れで行います。
① 参加するゲストに集まってもらう
② リボンの端を1本ずつ参加者に持ってもらう
③ 合図で一斉にリボンを引いてもらう
当たりのリボンを引いたゲストには、ブーケまたは用意しておいたギフトをプレゼントします。その場で一言メッセージをもらったり、花嫁から一言伝えたりする時間を設ける場合もあります。
ブーケプルズは、ブーケの見え方やボリューム感も演出の印象を左右します。挙式後に残すときも、ブーケの形に合った保存方法を選ぶと仕上がりが想像しやすくなります。お手元のブーケに近い形から、保存の選択肢を見てみてください。
ブーケプルズのメリット

ブーケプルズは、ゲストに楽しんでもらうためのイベント・演出です。楽しい雰囲気を作れるほか、以下のようなメリットもあります。
3つのメリット
- 失敗のリスクが低い
- 場所を選ばない
- アレンジがしやすい
3つのメリットについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。
失敗のリスクが低い
ブーケトスは、ブーケを後ろ向きで投げるのが難しく、ゲストの元まで届かないなどの失敗もあるようです。しかし、ブーケプルズはブーケとリボンを持って立っていればOKのため、失敗することはあまりないでしょう。リボンが取れてしまわないようブーケにしっかり結び付け、ほかのリボンも手放さないようしっかり持っていれば大丈夫です。
ブーケを傷める心配もない
ブーケトスでは、ブーケを投げてキャッチするため、場合によっては花が傷んでしまうこともあります。また、ブーケを落としてしまうのも心配ですね。
ブーケプルズはずっと手で持った状態で行われるため、ブーケを傷めることがない点も大きなメリットです。
ブーケが傷みにくい演出なら、挙式後にきれいな状態で保存しやすいのも魅力です。花の種類によって、向いている残し方や仕上がりの表情が変わります。まずはブーケの花材から、ぴったりの保存方法を確認してみませんか。
場所を選ばない
ブーケトスではブーケを投げるため十分なスペースが必要です。そのため、屋外で行われることが多いです。一方、ブーケプルズは、ゲストが集まってリボンを伸ばせるくらいの距離を確保できるスペースがあれば実施できます。天井の高さも関係ありません。比較的、場所を選ばず実施できる点もメリットといえるでしょう。
雨天時でも問題なし
ブーケプルズは屋内で行えるため、天候に左右されることはありません。
雨天時でも問題なく実施できる点は安心ですね。
リボンを伸ばしてゲストが問題なく立てるスペースが必要なため、プランナーさんと相談してどこで行うか決めておきましょう。場所が決まれば、リボンの長さも決めやすくなります。
アレンジがしやすい
基本のやり方に少し変化を加えて、アレンジしたブーケプルズを行うのも楽しいです。ブーケトスと同様に、ブーケを違うものに変えて行うなど、自分たちらしい方法を考えてみてはいかがでしょう。たとえば、以下のようなアレンジが行われています。
ブーケプルズのアレンジ例
ブーケの代わりにブロッコリーを用いた、「ブロッコリープルズ」は、男性ゲストに参加してもらうイベントです。
ブロッコリーは形がブーケに似ているほか、「幸せが詰まっている」「子宝に恵まれる」という意味を持つアイテムと考えられています。
ほかにも、新郎新婦にゆかりのあるアイテム(例えばサッカーが好きならサッカーボールなど)をブーケの代わりに用いると、盛り上がります。ぜひ楽しみながら考えてみましょう。
ブーケプルズを成功させるコツ

ブーケプルズは失敗しにくく取り入れやすい演出です。しかし、基本のやり方でもアレンジする場合でも、成功させるためには押さえておきたいことがいくつかあります。当日慌てずに楽しく実施できるようにするためにも、以下のポイントはしっかり確認しておきましょう。
3つのポイント
- リボンの本数をほどよく調整
- リボンにプチギフトを付けると盛り上がる
- 進行役を決めてしっかり打ち合わせをしておく
それぞれのポイントについて、詳しく説明していきます。
リボンの本数をほどよく調整
ブーケトスと違って、ブーケプルズはリボンの本数と同じ人数しかゲストが参加できません。そのため、参加してほしい人数を新郎新婦側があらかじめ決めておくことができます。少なすぎると寂しいですが、多すぎてもほかのゲストから見えにくい、リボンが絡まってしまうなど、進行に支障が出やすくなります。10人前後を目安に調整するといいでしょう。
参加者を事前に決めておく方法も
結婚式の当日に声を掛けて、ブーケプルズの参加者を募る場合、集まりにくい可能性もあります。
スムーズに進行するために、事前に連絡を取って参加者を集めておくのもいいかもしれません。
ブーケプルズの参加者は希望制で集めるのが理想的ですが、くじなどでランダムに決める方法もあります。受付でくじを引いてもらうなど、全員に参加の可能性がある状況にするのも楽しいかもしれません。
リボンにプチギフトを付けると盛り上がる
一般的には、ブーケに結び付けたリボンを引いた人だけが当たりとされます。しかし、せっかく参加してくれたゲスト全員に喜んでもらえるよう、外れのリボンにもちょっとしたギフトを付けておくのはいかがでしょう。もしすべてのリボンに何かを付けるなら、花嫁がまとめて持つため、重さがあまりないプチギフトがおすすめです。
バスケットなどを腕から下げてリボンの端を入れておけば、何が付いているか見えないためサプライズになります。当たっても外れても嬉しい気持ちになれるような工夫をすることで、より楽しんでもらえるブーケプルズになるでしょう。以下の例を参考に、贈りたいプチギフトを考えてみてください。
おすすめのギフト
- キャンディーなどのお菓子 : 可愛らしくておしゃれなデザインのものが喜ばれる
- チャーム : アクセサリーとして使ったり、カバンなどの小物に付けたりできる
- ミニブーケ : 当たりは大きなブーケを、外れても小さなブーケがもらえるようにする
リボンが長い場合、引いたときに端が下に落ちてしまいます。プチギフトは、落ちても支障のないよう包装されたものを用いると安心です。
進行役を決めてしっかり打ち合わせをしておく
ブーケプルズを行う際は、進行してくれる人が必要です。ゲストを誘導し、リボンを引く合図を出すなど、スムーズに進行できるようサポートしてもらいます。式場に司会を依頼する場合は、ブーケプルズの進行役もお願いしておくといいでしょう。
披露宴で行う場合は司会者に進行してもらえる場合がほとんどです。しかし、挙式と披露宴の間など司会の入らない時間に行う場合は、別で進行役を立てる必要があります。式場に依頼できない場合は、友人などに協力してもらうようにしましょう。
ゲストへの声の掛け方やリボンを引くタイミングなど、進行役と細かい部分まで打ち合わせしておくことで、当日スムーズに実施できます。リボンを用意してから、シミュレーションもしておくと慌てずに済みます。
ゲストにも配慮を
ブーケプルズは、ゲストに楽しんでもらうために行うものです。参加してくれたゲストには感謝の気持ちを伝えましょう。
また、参加を渋る方がいたら、無理に誘うのはやめましょう。あくまでも、希望される方に楽しんでもらうよう心がけることが大切です。
ブーケプルズ以外のゲスト参加型イベント例

ブーケプルズのほかにも、ゲストに参加してもらって楽しむイベントには多様なものがあります。参加型のイベントを入れることで、結婚式全体の雰囲気がより温かいものとなり、ゲストとの間に一体感が生まれやすくなります。どんなものがあるか知っておくことで、自分たちにより合った演出を取り入れることができるでしょう。
参考までに、以下の3つのイベント例を紹介します。
ブーケトスは、前述のとおり、花嫁がゲストにブーケを投げて、幸せのおすそわけを行う儀式です。リボンを用意する必要がなく準備はより簡単ですが、後ろ向きでブーケ投げるのが意外と難しいため、事前に練習しておくといいでしょう。
パラシュートベアとは、バズーカの形をした大きなクラッカーの中に、テディベアを入れて打ち上げる演出です。パラシュートを広げたテディベアがゆっくり落ちてきて、ゲストがキャッチします。テディベアが定番ですが、ほかにもさまざまな動物、キャラクターのぬいぐるみがあります。オンラインショップなどで販売されているため、簡単に入手できます。
ウェディングキャンバスは、これまで紹介してきたブーケプルズやほかの演出例とはタイプが異なります。ゲスト全員でひとつのアート作品を創り上げるものです。大きなキャンバスに、ゲストに好きなように絵を描いたり色を塗ったりしてもらいます。ほかにも、フィンガースタンプ(指紋)を押して作るウェルカムツリーなどがあります。完成した作品は、結婚証明書として保存したり、新居に飾ったりする方が多いようです。
ウェディングブーケの保存ならシンフラワーへ

ブーケプルズを行う場合、ウェディングブーケはゲストにプレゼントするケースが多いです。しかし、大切なウェディングブーケは記念に持ち帰りたいという花嫁さんも多いのではないでしょうか。手元に残したい場合は、ほかのギフトまたはブーケプルズ用の別のブーケを用意しておくといいでしょう。
こだわって選んだ特別なウェディングブーケは、保存加工すれば半永久的に美しいまま残すことができます。生花のブーケはそのままでは保存できないため、鮮度が落ちないうちに専門店に預けて加工することをおすすめします。
シンフラワーは、創業20年以上のブーケ保存専門店です。ウェディングブーケのほかにも、プロポーズの花束などの大切なお花を、美しいイメージのまま保存できるように加工します。ここからは、シンフラワーの保存加工について紹介します。
高品質なドライフラワーや押し花で美しく保存

シンフラワーでは、お預かりした生花のブーケや花束を、専門的な技術で乾燥させます。単純に乾燥させるだけではなく、色や形が生花のイメージで維持されるよう特殊な加工を施します。立体的なドライフラワー、または平面的な押し花のいずれかをお選びいただけます。一般家庭で作るものとは異なる、高品質でより保存性の高いものに仕上がります。
完成したドライフラワーと押し花は、いずれもケースに入った状態でお届けします。花が直接汚れたり傷んだりするリスクが低く、外気の影響も受けにくい状態になります。花そのものも高品質ですが、ケースで密封されていることにより、さらに保存性が高まります。
数十年単位で保存可能
シンフラワーで加工・制作した花は、数十年単位での保存が可能です。20~30年後も、大切なブーケを思い出のアイテムとして楽しむことができます。
一般的なドライフラワーや押し花と同様に、湿気や直射日光には弱いため、避けて飾るようにしましょう。
【シンフラワーの押し花アート】について
そのまま飾れるインテリアアイテムにアレンジ

お預かりしたブーケをドライフラワーや押し花にする際は、一旦ほどいて花を1本ずつに分けます。乾燥後、元のブーケの形に組み立て直してケースに入れて保存します。また、敷き詰めのレイアウトなど、ほかのデザインでアレンジすることも可能です。
美しくアレンジされた状態でケースに入りますので、インテリアアイテムとしてそのまま飾ってお楽しみいただけます。押し花は押し花アートに、ドライフラワーは3種類のアイテムから選ぶことができます。合わせて4種類のアイテムを以下にまとめましたので、選ぶ際の参考にしてください。
選べる4種類のアイテム
- 押し花アート : 押し花を花束型や好みのレイアウトにアレンジして額に入れた、絵画のようなアイテム
- ボトルブーケ : ドライフラワーを高品質なガラスボトルに入れたもの
- 3D額 : ドライフラワーを立体的な額に入れたもの
- クリスタルフラワー : 1~3輪程度のドライフラワーを透明度の高い樹脂に入れた、コンパクトなアイテム
クリスタルフラワーは手のひらサイズのアイテムのため、ブーケのごく一部を記念に残したい場合に最適です。ほかの3種類は、多様なサイズのご用意があります。一部のみ残したい場合やブーケをまるごと保存したい場合など、ご希望に合わせてサイズをお選びいただけます。ボトルや額縁のデザインにもバリエーションがありますので、お家のインテリアに合わせてお選びください。
【シンフラワーの保存加工商品】について
保存の選択肢が見えてくると、「自分の希望に合うのはどれ?」が次の悩みになります。飾り方・サイズ感・残したい量に合わせて、保存方法ごとの特徴を比較しながら選べます。理想の形を、こちらで一度整理してみてください。
結婚式後にお持ち込みも可能

シンフラワーは、岡山に本社工房を、東京虎ノ門・麻布台にサロンを営業しています。ブーケなどのお花をお預かりする際は、お客様により工房に送付していただくほか、工房かサロンにお持ち込みいただくことも可能です。お持ち込みの場合は、ご相談の時間枠を設けていますので、ご希望を直接お話いただくことができます。また、完成品のサンプルもご覧いただけます。
必ず事前予約を
お持ち込みをご希望の場合は、必ずHPより事前予約をお願いします。ご予約いただければ、40分間のお時間枠を確保できます。
保存加工のお申込み前のご相談やご見学についても、お気軽にお問い合わせください。
東京虎ノ門・麻布台サロンは、アクセスしやすい場所にあります。都内や近郊で結婚式を挙げる方は、当日挙式後にお立ち寄りいただくことも可能です。新鮮なうちにブーケをお預かりできると、ドライフラワーや押し花アートにしたときに、より美しい状態で仕上がります。お持ち込みでのお預けもぜひご検討ください。
【シンフラワー東京虎ノ門・麻布台サロン】について
まとめ
ブーケプルズは、安全にゲストに楽しんでもらえる演出として、結婚式で取り入れる方も多いイベントです。参加してくれるゲストには感謝の気持ちを伝えながら、見ているゲストも含め楽しめるように実施しましょう。さまざまなアレンジができるため、工夫しながら自分たちらしい形で行えるといいですね。
ウェディングブーケを手放したくない場合は、ほかのブーケを用意したり、ブーケではない別のギフトを渡したりする方法もあります。手元に残ったブーケは、鮮度が落ちないうちに保存加工専門店に預けて加工するのがおすすめです。大切なブーケの保存をご希望の場合は、シンフラワーにぜひご相談ください。
この記事のまとめ
- ブーケプルズは、ブーケに付けたリボンをゲストに引いてもらい幸せをおすそわけする演出
- 手順や動きを進行係と細かく確認し、スムーズに行えるように準備しよう
- 手元に残ったウェディングブーケは、保存加工すれば記念品として残せる